私たちの体はたくさんの「細胞」が集まってできています。その細胞の数は37,000,000,000,000個、37兆個! この細胞が集まって上皮や神経などの「組織」を作っています。そしてその組織が集まり心臓や腎臓などの「器官」となります。この器官は呼吸器系や消化器系など「器官系」に分けることができ、それらが集まったものが「個体」となります。これを「生体の階層性」といいます。個体はとても複雑なバランスで成り立っていて、まさに神様が作ったかのような精密工場となっています。今日はこの小さな細胞の神秘な世界の一部をご紹介したいと思います。
莫大な情報の資料庫が「核」です。莫大な情報はテープに記録されています。このテープがDNAと言われているものです。そしてこのDNAを糸巻きのように収納してできているのが「染色体」です。37兆個の一つ一つの細胞の中にあるDNAは2mmの長さがあります。これはすごいです。このテープ(DNA)の情報はなんでしょうか。私たちの体を作るタンパク質を製造するための様々な情報です。それぞれの細胞の中にあるテープはみな同じ情報が記録されています。目からとったテープと手の皮膚からとったテープは全く同じ情報なのです。しかしちゃんと目のテープは目に必要な情報だけを取り出し目を作ったり、傷ついたところを修復したりしています。手も同様です。間違って手に目ができないのは「監視役」がいて、これが厳しく見張っているからです。この監視役は「リボソーム」と呼ばれているものです。
核からできたタンパク質を修飾して細胞外に排出できるようにするのをゴルゴ13ではなく「ゴルジ装置」です(笑)。これがタンパク質をパックしていきます。この時不良なタンパク質や古くなったタンパク質がそのまま溜まっていると細胞の活力が減少したり、病気になってしまいます。それを制御している掃除屋さんが「リソソーム」です。なんでも取り込んで分解してしまいます。でもご安心を!正常なタンパク質は分解しません。そして細胞の中にはミトコンドリアというエネルギー生成器があります。細胞ひとつひとつはこのミトコンドリアのエネルギーで適材適所の働きをしています。どうやってエネルギーを作っているかというと水力発電のように細胞の中でイオン分子が水のように流れて発電機の羽がくるくる回ってエネルギーを作っています。これは日本人が発見したんです。
私たちの体には37兆の細胞があります。その細胞それぞれがこのように働いて細胞を修復したり、タンパク質である消化液を作ったり、脳が機能したり、心臓が動いたりして体を維持しています。まさに神秘ですね。
愛犬レオ 10歳の誕生日に記念撮影。カレも細胞でできている。