オーラルフレイルとは? わずかな"むせ"や食べこぼし、滑舌の低下といったお口の機能が低下した状態を示します。オーラルフレイルへの対応は現在歯科の課題とされています。「フレイル」とは体が虚弱することを示します。○1年間で4〜5kgの体重減少 ○疲れやすくなった ○筋力(握力)の低下 ○歩行スピードの低下 ○身体の活動性の低下 これらの3つ以上該当すれば「フレイル」とされています。このフレイルの状態が進行してしまうと寝たきりの「要介護」となってしまうのです。最近かかりつけの歯科医院でこのオーラルフレイルを「口腔機能低下症」として検査・診断することが可能となりました。検査はお口の衛生状態やお口の乾燥の状態、舌の動きの評価など簡単な7項目について検査いたします。軽度の状態であればお口の体操や唾液腺のマッサージなどで回復することが可能です。オーラルフレイルは「噛めない」「飲めない」だけではございません。心の問題として「お口への無関心」「食欲低下」「偏食」などがあり、また社会性として「話せない」「孤食」などが多面性として関係してきます。高齢になった時に何が一番楽しみになるのでしょうか。それは食事です。見た目、食器の色・形・音、温度、彩り、味、香りなど感じながら美味しく食事をしていきたいものです。そこに大事なものは家族の会話です。我々がどのように人生を送っていくのか。大切なことではないでしょうか。
いつまでも美味しく食べて楽しみましょう! 「わたりあら浜」から