天気は相変わらず曇ったり雨が降ったりですね。カラッと早く晴れてくれないかなと思っている毎日です。涼しくなってきたので庭のフクシアの花が咲いてきました。ふわっとしてなんとも可愛いお花です。
今回は妊婦さんのお口の健康についてお話をいたします。妊娠は新しい命を授かりとても喜ばしいことです。しかしホルモンのバランスや食生活習慣の変化によってむし歯や歯肉炎が進行しやすくなります。また生まれてくるお子さんの為にも妊娠中のお口の健康について気をつけることが大切です。この時期は①自分自身のお口の中の状態を知ること②お口のケアーについて確認すること③お口の定期検査と予防処置を行い必要があれば治療を行うこと④妊娠中のお口の中の環境が生まれてくるお子さんのお口や体の環境に関係することを知ることが大事です。
妊婦さんの症状 妊娠中は、つわりの症状が重いことによる歯磨き不足や女性ホルモンによる歯肉への影響、不規則になりがちな食生活などが原因となりむし歯や歯肉炎が悪化しやすくなります。妊娠中の歯肉炎は約半数の方に生じると言われています。この時期の口腔ケアーは大切となります。
お子さんに与える影響 特に歯周病は気をつけなければなりません。歯肉に炎症が生じるとその炎症性物質が血液中に入り込み早産・低体重出産のリスクの因子になると言われています。これは喫煙や飲酒による早産のリスクの約3倍にたいして、約7倍のリスクになります。これからお子さんを考えているお母様は妊娠前からお口の健康について注意していくことが重要です。