12月10日 21:32 ·
【三陸戦線~新たなる希望~】
本日、公式に大船渡の陸上養殖あわび「三陸翡翠あわび」がリリース。ECサイトも稼働しております。何とか年内間に合った・・・。
ここ1か月、「三陸ムール貝」とか今日の「三陸翡翠あわび」とか、カサマからの「三陸シリーズ」の「いいね!」依頼にご協力いただき、ありがとうございます。
今回新たに立ち上がった「三陸翡翠あわび」は、これまではいわゆる「単に養殖されたエゾアワビ」というポジションだったんですね。しかしこれを海洋浸透水を使った「陸上養殖」という、日本でも唯一の手法で生産していた「元正榮」こと北日本水産さんが、バリューを整理して新規ブランドとして展開。
しかもこれまでレストランやホテル等へ卸す「BtoB」型企業だったのですが、今回のコロナもきっかけに「リテール部門」を新たに立ち上げ、「BtoCブランド」の展開としてのチャレンジ。
これは経営管理学的視点から言うと、この戦後空前の危機の中での「第二創業」クラスの意思決定であり、かなり果敢な挑戦です。
養殖の牡蠣や海鞘に付着して捨てていた「ムラサキイガイ」を、逆に中層はえ縄で海中備蓄して、新たに「三陸ムール貝」として立ち上げた例もそうですが、震災復興によりこの10年間という長い時の中、「実戦を通してよく訓練された戦士たち」である三陸の生産者。
このコロナ禍のタイミングであえて新しいチャレンジするのは、もはやDNAに刻まれた本能的な行動に違いない。
割とオーソドックスで手堅いマーケティングの手法を裏で動かして、地域産品としての確立を援護射撃する予定ですので、今後の動きに是非ともご注目を。
新たなる歴史の始まりとそのプロセスを、是非ともリアルタイムに目撃してほしいですな。