宮城県涌谷町に、黄金山神社があります。このあたりでとれた金は、奈良東大寺の大仏さまや中尊寺にもつかわれたといわれています。東大寺や中尊寺の規模の大きさや華やかさとはうってかわって、黄金山神社のあたりのひっそりした雰囲気。神社は、このあたりの地域を守るかのように、大きなご神木とともに静かにたたずんでおられました。近くにあるお茶室「くがね庵」では、神社付近の新緑(秋は紅葉)を楽しみながらお抹茶をいいただくことができます。日本遺産の中では「みちのくGOLD浪漫」とよぶそうです。金をつかってなにかが建てられた地ではなく、かつてのにぎわいをささえた地は、派手さはないけれど、歴史につながる美しい風景をもちあわせていますね。
みちのくGOLD浪漫のサイトは、こちら。https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/story069/