海外からのお客様のご案内で、宮城県大崎市の鳴子温泉に。今回こられたお客様の中にベジタリアンの方がおられたため、東鳴子温泉の旅館大沼さんに宿泊。「一汁三菜」という野菜を中心としたメニューを召し上がっていただきました。大変に親日家とのことで、お箸も上手に使っていました。そういえば、旅館の女将さんが「モーニングコーヒーはいかが?」と声をかけてくれたところ、日本人のお客様は喜んでいただきましたが、海外のお客様は抹茶をいただき、この様子を拝見していて不思議だなあと心の中で思っていました。
お客様が、日本の芸術や伝統に触れたいとのことで、鳴子こけしの絵付けに挑戦していただきました。日本では「こけし」というとマニアの収集家がいることや「コケ女」というこけし好きな女性が増えてきたことで知られています。伝統を受け継ぐ「伝統こけし」と新しい作風の「現代こけし」があるそうです。海外のお客様は「伝統こけし」に興味をもたれ、鳴子の「桜井こけし店」を訪ねました。
みなさんお上手。こけしの顔の表情は、描いた人の顔に似るといいます。たしかに!
日本人が海外の生活や海外のファッションや小物に憧れるように、海外の方も日本の伝統や文化に憧れるのですね。日本人が忘れかけている伝統や文化を海外の方に認識していただき「これいいじゃん」と言っていただくことで、私たちも日本の良いところを再認識できるのだと思います。ありがたいです。