2016年3月、花巻のマルカンデパートが6月で閉店というショッキングなニースが発表されました。
マルカンデパートといえば、昭和レトロな大食堂と10段のソフトクリームが大人気のスポット、家族で、友達と、おじいちゃんとおばあちゃんが、サラリーマンの昼食にと様々なシチュエーションで世代を超えて愛されている場所。
500席以上ある展望大食堂が、いまや閉店を惜しむ人たちで「40分待ち」「60分待ち」の状態。
もう15年以上前、東京から仙台に転勤が決まり、花巻本社の会社にご挨拶に伺うときに、当時の部下が連れて行ってくれました。ソフトクリームを注文して「箸で食べるんやで~」と関西出身の部下が自慢げに箸を渡してくれました。割り箸入れもレトロな感じ。
このソフトクリームを注文するお客様が多くて、ソフトクリーム製造マシンがフル稼働、しかし、マシンの性能よりも、10段重ねられる従業員の腕がすごいと思います。ウワサにきくところによると、この10段重ねをつくれる人は数人しかいないとか。インターンシップとかで、技術を伝授できないものかしら。
今回の閉店は、建物の老朽化によるものとのこと、残念です。しかし、この人気スポットをなんとか引き継げないかと考えている「花巻家守舎」の存在もあり、もしかしたら、今後も楽しめるスポットであり続けてくれるかもしれません。