福島県南相馬市に行ってきました。常磐道が福島の浪江まで行けるようになったので、今までよりも行きやすくなりました。高速が浪江まで通ったといっても、浪江や南相馬は居住に制限のある地域、復興に向けてまい進できる地域というわけではありません。これは、小高の駅前通りの様子。駅を背にして大通りの様子を撮影したものですが、とてもさみしい状態になっています。
しかし、そういう地域だからこそ芽生えたビジネスの種がある、それを大切に育てている人たちがいる、それは大切な種だと思います。南相馬市小高地区も、避難指示解除準備区域となり、地域に戻る準備を進めることができるようになりました。しかし、帰還に向けて課題はたくさん。だからこそ、今から取り組んでおかなくては、と「小高ワーカーズベース」を立ち上げた和田さん。営業しているお店もほとんどなく、作業に来る人は温かいゴハンを食べるところがなく、ちょっとした仕事をしたり充電したりするところもないのです。
小高ワーカーズベースでは、人々の情報交換の場、生活の一部を補う場、仕事を生み出し雇用をつくる場を目指しています。小高ワーカーズベースの近くには「おだかのひるごはん」という食堂もできました。これで、作業に来る人も温かいゴハンを食べることができます。私たちも、「おだかのひるごはん」さんが準備してくれたお弁当をいただきました。
ちょうど、ソーシャルビジネスについてのお話しを伺った直後の訪問でしたので、社会的な価値をつくることのできるこのような人たちの取り組みこそ、ソーシャルビジネスなのだろうと思ったのでした。
あ、これは「おいしいものブログ」だったのでした。お弁当の写真がない!すみませんが、おだかのひるごはんについて、こちらのFBをみていただくとメニューの写真や雰囲気をご理解いただけるかと思います。
おだかのひるごはん 福島県南相馬市小高区東町1-96-1
小高ワーカーズベース 福島県南相馬市小高区東町1-37