■防災訓練
9月5日(土)に弊社が入居しているマンションで防災訓練がありました。非常ベルを確認したら、エレベーターを使用せず階段を使って1階の指定場所に避難し、管理組合役員の点呼を受けるという内容でした。弊社はマンションの2階ですがマンションとは別にテナント専用階段が設けられており、非常ベルが鳴ってから避難しましたが、防災訓練に参加している人の多さに驚きました。12階建て、96世帯、事務所、店舗が入居していますが、40~50人の参加者でした。
ELVに乗車しての地震時管制運転の実体験や、太白消防署からも消防自動車と数名の署員が参加し、消火器を使用しての初期消火訓練や、DVDによる防災セミナーも実施されました。
防災セミナーの会場はマンションの1階にある集会室でした。防災訓練に参加した殆どの方が集会室に残り、交流会も開催されました。
交流会にも参加しましたが、非常時に一番大事な事は「コミュニティ」であると実感しました。最近は近所付き合いもなく、隣に誰が住んでいるのかもわからない、などと聞きます。非常時にはお互いに助け合い、被害を最小限に留める事が重要であると感じました。そのためにも、普段からの近所付き合いや集まれる場所が身近にあることが必要であると思います。最近のマンションは「集会所」を設置する必要なくなったため、殆ど設けられていません。(以前は住宅金融公庫の融資を利用するためには設置する必要がありました)
最近は備蓄倉庫やELVの容積緩和(建築基準法における面積不算入)がありますが、マンションにおける「集会所」についても今後の防災を考えると、容積緩和が必要に思われます。
※写真は防災訓練に来た、太白消防署の消防自動車