ビール派の私が珍しくワイン中心のお話ですが、コロナが沈静化したらぜひお勧めしたい町中華のお店があります。
東京浅草橋駅から徒歩3分。
その名も『水新菜館』
昼は長蛇の列、夜は予約の取れないことで有名な町中華店。
大人気のそのワケは...
寺田オーナーの人柄と、店の外観から想像もできないバリバリの一流ソムリエがいることです。
この店のスペシャリテはあんかけ焼きそばなのですが、これに合うワインくださいとお願いしたところ、ソムリエバッチと蝶ネクタイがキラキラのソムリエが登場。
昭和な食堂的雰囲気の店内に、この出で立ち...初めて訪問した時は目が点でした。
そしてあんかけ焼きそばにと提供されたボトルは「クロ デュ ヴァル ナパ ヴァレー エステート メルロー」
グラスはリーデル製で、ワインによって毎回違う形のグラスで提供する本格派っぷり。
オイスターソースと辛子の風味に、この果実感たっぷりの赤ワインが絶妙に合います。
さらに、フカヒレ上海蟹カニ味噌黄金ソースには「シャトー・シャロン ヴァン・ジョーヌ」ワイン好きな方々からは賛否両論のボトルが出てきました。
これが琥珀色の熟成白ワインでまるで紹興酒。
当然、カニ味噌の黄金ソースにマッチ。
なんという感動。
あまりにも香りが開いて夢心地なので、危うく皿まで舐めそうになります。
ハイソなのか庶民派食堂なのかナゾなこのお店、当然ながらとてもリーズナブルで、毎回たくさんの感動があるため通うのをやめられません。
ちなみに、お隣にはソムリエである息子さんのワインバー「水新はなれ紅」があり、
カンター7席のみのお店でますます予約が取れませんが、お一人様でも行きやすく、こちらでしっとり落ち着いて飲むのもオツなのです。
東京へ行くことがありましたら、ぜひとも水新菜館にてあんかけ焼きそば&赤ワインで乾杯を!