近所にあった、この禁止マーク。
文字無しで、すぐに何を禁止しているのか分かりますか?
私がこれを見かけたとき、遠目だったことも有り、
文字が良く見えず、何か、手を伸ばすのを禁止しているのかと思ってしまいました。
近づけば、こういうことで。
あ、なるほど、と。
今は、こういうピクトグラムもあるのだなぁ、と。
少し、調べてみると、フリー素材で色々なピクトグラムが公開されていてました。
赤丸に斜線の、禁止系の物だけでも、
一般的な、「立ち入り禁止」とか「飲食禁止」とか「喫煙禁止」の他、
こんなのも。
「ロッククライミング禁止」
街中では使いどころがないですが、この看板が出ている場所もどこかにはあるのでしょう。
こういう看板を出さなければならない程、
勝手にロッククライミングする人が絶えないことがあった、
そんな場所がどこなのか、少し興味があります。
また、こういうのもありました。
「ハンガー禁止」
って、ハンガーを掛けてはいけない、という意味なのですか?
私は、いままで見たことが無かったものですから、
ハンガーを掛けてはいけない場所なのに、掛けてしまう人に注意を呼びかける、
そういう意味としか思えません。
だとしたら、不動産屋の私としては、
賃貸物件のカーテンレールにこれを付けたい!
カーテンレールをハンガーパイプ代わりにして、果ては洗濯物を大量に掛け、
カーテンレールを曲げてしまったり、壁から取れそうなくらいに、
ガタガタにしてしまう人って、実は結構いるんですよ、これが。
でも、この禁止マーク、私の解釈が違っていました。
これ、洋服に取り付けるマークなのですね。
型崩れを防ぐためにも、ハンガーにかけて収納してはいけない洋服の方に
このマークを取付けて、「この洋服にはハンガーを使ってはいけません」
という意味だったんですね。
ファッションに無知の私は知りませんでした。
もう一つ、こういうも。
「飛び降り禁止」
どこから?
そんなにいるの? 飛び降りる人。
「飛び降りる人」に「禁止」と言うよりも、
そんな柵も無いような場所に対して、
「注意」と「危険」とか「大股歩きは危ない」とか
そういう看板の方が、有意義な気が少しするのですが。
ピクトグラムと言えば、
このような絵文字表記が国際的に広まったきっかけを作ったのが、
1964年の東京オリンピックだったんだそうです。
何せ、アルファベットを使わない国での初めてのオリンピック開催で、
当時の日本人は、日本語以外でのコミュニケーションが苦手の人の方が多く、
新しい施設の説明に、日本人へも、海外からの来訪者にも理解できる表記が求められ、
施設や設備、競技場を表したりするピクトグラムが生まれたんだそうで。
当時アートディレクターの方は、「家紋」からその着想を得たそうですよ。
その後、オリンピックの度に、
少しづつデザインの違うピクトグラムが
毎回生まれています。
今年の東京オリンピックに使われる予定のピクトグラムも
当然とっくに発表されています。
興味がある方は、東京オリンピックのサイトで確認できます。
オリンピック、どうなるのかなぁ・・・。