緊急事態宣言の期間は5月6日までですが、
まだまだ先行きがわからないコロナウイルスの感染拡大。
このところの週末は、とても良い春の陽気で、
GW中も良い天気らしいですが、
私はと言えば、
仕事の無い日は、近所への食糧買い出し以外、
じっと家にコモっています。
4月初めに、広瀬橋付近のこの「桜」を車から眺めたのが、
ある意味、最近では唯一のレジャーっぽい行為かも。
なので、
他のメンバーも今月は皆、桜の画像をUPしているのは承知していますが、
ギリギリ4月なので、私にもUPさせてください。
と、ですが、
ブログのお題の方は、「桜」とも「コロナ」とも関係ありません。
「私の記憶が確かならば・・・」、で、始まるフレーズは、
その昔TV放送されていた、鉄人が出てくる料理番組の冒頭で使われたいたもの。
番組内では、「確か」な情報しか出てきませんが、
私の記憶は、結構あいまいなので、そこのところはご勘弁を。
例えば、
「私の記憶が確かならば、1975年当時、
リンスはお湯に溶かして使うものだったハズ。」
程度のネタでして、しかもこのネタは
おりしも、あの大震災の当日に書いていた
過去の私のブログ
「まだあるのかなぁ・・・最近見ないケド。」
の方で使っちゃいました。
ということで、今回は、
現在では信じられないけれど、
昔は結構当たり前だったものが、他にもあるなぁ、
という話題です。
■映画館の立ち見
現在は、全席指定が当たり前ですが、
その昔は、人気映画ともなれば、かなり前から映画館の前に並んで待ち、
しかも、基本的に自由席(座席指定がない)なので、
人気の映画や、いい時間帯の上映は、入館できても、通路で立ち見に。
万一、館内でなんらかの事故が起こっても、
通路がふさがれていますから、簡単に避難することもできないという
今考えると、かなり問題のある状態。
逆に、すいている映画だと、そもそも自由席なので、
何度見ても、一日中いても、同一料金だったりもしました。
「〇本立て」もしくは「同時上映」というヤツで、
複数の映画を上映している事もありましたから、
1本目の映画の途中に入館し、そのまま2本目を見て、
休憩をはさんで、1本目の最初の方の見ていなかった部分を見てから帰る、
などという事もできました。
館内に入ったら、まずは座席確保優先で、
買い物は後回し。
同時上映の1本目と2本目の合間に、
売店に行って、ジュースとか買っていたように思います。
当然に、座席にカップホルダー等、
ついていませんでしたけれど。
小さな映画館は全席自由席でしたが、
多少大きめの映画館になると、館内中央付近の一番良い距離間の
一部の座席にだけ、白いヘッドカバーがついていて、
その数席だけが指定席になってました。
料金も5割位高かったんじゃないかなぁ。
小さい頃は、お金持ちの人専用席だと思ってました。
立ち見でも見たいと思った映画が何だったのか、
今では思い出せませんが、
それほど、映画に人気があったという事ではありますね。
たしかに、家庭用ビデオもなければ、PCもスマホもなく、
一般人が動画を目にできるのは、アナログのTVだけでしたから、
映画館で見る映像は、とてもスペシャルなことでしたからね。
■ちり紙
コロナ騒動でのトイレットペーパー不足は、大分落ち着いたようですが、
棚からトイレットペーパーが消えたときに、
その代わりのように置かれていて、久しぶりにみた「ちり紙」。
私が小学生の時は、学校のトイレ
(というか、当時に「トイレ」という単語を使った記憶があまりなく、
「便所」としか呼んでいなかったように思いますが、)
は、当然に、全て和式で、
トイレットペーパーがセットされたペーパーホルダーなどはなく、
便所の一角に、四角い専用の入れ物があって、そこの上に、
「ちり紙」が積まれていました。
全く知らない若い方は、イメージもできないと思いますけど、
和式便所の床の一部に、こういうものが置いてあったわけです。
ティッシュペーパーと違って、一枚とれば次が出てくるよいうわけでもなく、
上から適当な枚数をつまんで、使用する方式です。
小学生のころ、学校の朝礼で、校長先生が、
「大腸菌は、ちり紙10枚位は通過してしまうので、
おしりを拭くときは、それ以上の枚数を使用し、
便所を出るときは、必ず手を洗いましょう。」
と言っていたのが、未だに記憶に残っています。
小学校っていえば、
時々抜き打ちで行われた持ち物検査でも、
「ハンカチ と ちり紙」って、
セットで、学校に持っていくべきものだったよなぁ、確か。
ちなみに「ちり紙」は「ちりし」と「ちりがみ」のどちらの読みが正しいのか、
・・・どうやら、どっちでもOKのようです。
「ちりがみ」と言えば、
その昔は「ちり紙交換」のトラックが、よく来てましたよね。
今でいうところの「古紙回収」。
「ご町内の皆様、毎度おなじみのちり紙交換車でございます。
古新聞、古雑誌、ぼろ切れ、ダンボールなどがございましたら
多少にかかわらずお申し付けください・・・・・」
とか言いながら、
低速でトラックを走らせ、古紙を回収して、
かわりに「ちり紙」をくれました。
世の中の主流が「トイレットペーパー」になってくると、
交換してくれるものは、「ちり紙」から「トイレットペーパー」に。
でも行政主体で古紙回収を始めたために、
商売にならなくて、いなくなっちゃいましたね。
■どこでもタバコが吸えた
この2020年4月1日からの「健康増進法」施行により、
喫煙者の肩身は、もう、針のように細くなりました。
思えば、それほど遠くない昔まで、
「中長距離列車」「新幹線」「タクシー」「中長距離バス」「飛行機」等の
公共交通機関内でも、タバコが吸えました。
もちろん、禁煙・喫煙の区別は付けながら、ではありましたが。
それこそ、昔は、映画館の中でも喫煙OKだったりもしましたし、
そもそも、「禁煙」の場所の方がよっぽど少なかったように思います。
自家用車も、昔は基本装備として「灰皿」がついていましたが、
現在はオプションでさえ、組み込みの「灰皿」がありません。
あるのは、カップホルダーに別置きするタイプだけです。
だいたい、病院でもタバコが吸えました。
待合室に灰皿があったりもしましたし、
数年前まで、敷地内の屋外に喫煙コーナーがある病院もありました。
そういえば、小中学校の職員室内でも、先生は喫煙OKでした。
体に影響があるとか、憧れとか、煙いとか、
そんな特段の感情もなく、「職員室はそういう場所」、と、
当時の私は思ってました。
(同年代の人、みんながそうではないと思いますけど)
「健康増進」は大切なことですので、
喫煙に規制が出るのは、世の流れで、必要なことだとは思います。
ただ、
かつては国策として、タバコを専売し、
それなりの税金をかけ続けてきて、税収を得てきたのだし、
せめて、もう少し、喫煙可能な場所を設置してあげても
いいような気がします。
というか、ここまでするならば、
いっそのこと、
製造販売をしないことにすればいいのに、
とも思います。
ちなみに、下の写真は、2020年3月31日と4月1日の
某パチンコ店のパチスロ台の脇の灰皿の扱いの様子。
あと数年もしたら、先の映画館同様、かつてはパチンコ店の座席で喫煙可能だったなんて、
誰も知らなくなっていくんでしょうかねぇ。