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小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

2017年7月のアーカイブ

「♪か~ら~す~、なぜなくの?~」の歌詞の「七つの子」や
そのパロディの「からすの勝手でしょ~」(古っ!)は別として、
どうも、あまり良いイメージで語られることの無い「カラス」

弊社本業でも、ゴミ荒らしの張本人として、正直なところ、
困りモノの生き物ではあります。

とは言え、
「ノラ猫」「ノラ犬」がほとんどいなくなり、
「スズメ」や「ツバメ」を目にすることも少なくなってきた昨今、
「ハト」のようにエリア限定でいるわけでもなく、
まちなかで目にする生き物としては、
最も身近で、かつ、大きな生き物かもしれないなぁ、と思って、
少し「カラス」について調べてみました。


「カラス」は「烏」「鴉」「鵶」「雅」と、漢字で書きますが、
どれも「あ」という読みがあり、「ああ」となく鳴き声から、
来ているそうです。

「かぁ」のイメージがありますが、昔の人は違ったのですね。

「烏」の文字に関しては、全身真っ黒のカラスは、遠目に「目」がわからず、
「鳥」から、「目」の分の1本を抜いた文字という話も。

「カラス」という読み自体は、
「カーカー」の鳴き声からきているという話もあるようですが、
どうやら「黒」という色を表す「カラ」に、
「鳥」を表す「ス」を付けというのが、主流のようで。

そういえば「ウグイス」「カケス」とか、
他にも語尾に「ス」がつく名前の鳥っていますよね。

世界的にも「カラス」=「黒い鳥」と言うイメージで、
その意味を名称としているようです。
そもそもが「クロ」という色を表す言葉を、
「K」(もしくは「C」)の音で表す言語が多いので、
なんとなく似通った名前になってる感じです。

カラス:日本語
クロウ:英語
コルボ―:フランス語
クラーイ:オランダ語
クレーエ:ドイツ語  等々。


「カラスは何故、黒いのか?」という物語は、世界中にあるようですが、
私が聞いた事があるのは、こんな話。
「元々は真っ白だったカラスが、もっときれいになろうとして、
色を付けていったら、欲張って、色を重ねすぎて、結局、黒くなった」

他にも、似たような話で、
「フクロウの染師に依頼して、黒地に金銀がいいと思ったフクロウが、
黒く塗ったところで、カラスが怒り出し、追いかけまわされたフクロウは、
カラスの飛ばない夜しか出てこなくなり、カラスはいまだに「ガァガァ」
文句を言っている」なんて話も。

他にも
「隠れた太陽を探し出した時に日焼けした」
「不倫の密告をして、その後の悲劇の八つ当たりで神様に黒くされた」
「嘘をついて、神様に焼かれた」
等と言う話も。


「カラス」の頭の良さに関する逸話も色々あり、
「道路に木の実を置いて、車に割らせる」
「鳩の餌の自販機に拾ってきた硬貨を入れて餌を得る」
「公園の蛇口のハンドルをひねって水を出して飲む」
「高所から固いものを落として割って食べる」
「小さい時から教えると、九官鳥よりも言葉を覚える」
「小枝等の道具を使う」
「生存のための本能(食事・生殖・危険回避)と関係なく遊ぶ」
等々が、報告されています。

カラス.jpg

写真はカラスに荒らされたゴミ置場。
そんなに頭がいいならば、
散らかさないで食べるとか、
食べた後は片づけるとか、してほしいです。

何気なく、目についた、コレ。

消火栓.jpg

消火栓の表示ポールですけど、広告スペースが空いています。

そう思って見回すと、長町近辺での話ではありますが、
結構空きも多いようで、写真のようにフレームだけになっているのを、
ちょくちょく見かけます。

で、そもそも、あの広告って、いくらくらいするのかな?
と、思って調べてみました。


基本的には、「消火栓標識株式会社」というところが、一手に引き受けていて、
仙台にも「仙台支社」があり、請け負っているようです。


そもそも、「消火栓」とは、
火事の際に消防車に水を供給するための設備ですが、
海外の映画でみるような、車がぶつかって水が噴き出す、アレ、みたいな形のものは、
国土の狭い日本、特に都市部では、邪魔だったりするので、
地上ではなく、地下に設備があるんだそうです。

当然、見えないので、「ここに消火栓がありますよ」の標識が、
上記の「消火栓標識」なわけですが、
標識たてるなら、消火栓が出てても大丈夫な気が、少しだけします。

もっとも、背の低い消火栓本体だけでは目立たないので、
消防士の方々が見つけやすい、と言う意味では、
あのサイズ、高さは、かなり有効なんだとは思います。

この、消火栓標識の設置・維持の費用は、
すべて、広告料でまかなわれているそうで、
してみると、ここに広告を出すというのは、
ある意味、社会貢献?なのかも。

そうそう、料金ですが、場所によっても異なるそうですが、

広告制作費、設置料込みで、年額65,000円~

と、出ていました。
月額で、6,000円弱ぐらい。

3年契約から、らしいですが、費用対効果としては、
どうなんですかねぇ。


ちなみに、電柱についている広告はいくらなのかと調べてみましたら、
製作費は別ですが、年額9,600円(税別)というのを見つけました。
他に道路専有使用料と言うのが、市町村ごとに決められていて、
さらに、いくらかはとられるようですが、
とはいえ、せいぜい月額で、1,000円ぐらい。

サイズや表示できる情報量からすると、
電柱の広告の方が、お得?


そもそも、道路上に出せる広告って、色々な規制があって、
好きなようには出せないので、こういう媒体は、
それなりに貴重なのは、間違いないとは思います。


ちなみに、仙台市営地下鉄の広告だと、
中吊り 3日間 160枚(2枚/両×80編成)
162,000円(税込)
ドアガラスステッカー 1ヶ月 168枚(2枚/両×4両×21編成)
206,200円(税込)
※南北線の場合。東西線は編成数が少ないので、その分安くなる。
等々、出す場所、大きさ、量により、色々なパターンがあるようです。


中小企業どころか、弊社のような極小企業にとっては、
月額で万円単位になるような広告は、出すとしても、
必要に応じたスポットでしか縁がありませんが。

この記事を書いた人

斉藤 一則

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