もちろん、誰でも、せっかく口にするものならば、
美味しいものを食べたいに決まっています。
にもかかわらず、
「美味しくない!」「まずい!」ということを、
あまりに強調されると、いわゆる「怖いもの見たさ」で、
つい、興味をもってしまう事って、あったりしますよね。
かつて、「まずい!」を強調して有名になったものと言えば、
北海道の「ジンギスカンキャラメル」ではないでしょうか?
今でも人気の様で、一時期、ちょっと美味しく改良したら、
不評を買い、元の味に戻したという逸話があるそうで。
ジンギスカンと言っても、羊肉は入っていません。
私も食べたことはありますが、何とも言えない味で、
もう、ネタ、としての価値だけのようにも思えます。
最近では、
「たこ焼きようかん」と言うのが、有名なようで、
あまりのまずさに「被害者の会」も結成されたとか、なんとか。
いくら、「たこ焼き」関連商品が売れると言っても、
甘いものとコラボさせるのは、やはりどうか、と。
こちらも、さすがに「たこ」は入っていませんが、
白あんと、ソースと、青のりって、なんで一緒にしたかなぁ。
でも、やっぱり売れているそうですよ。
そうそう、そういえば、先月の話ですが、
バレンタインに合わせて、こんなものも売られていました。
これ、普通にお湯を入れて、お湯を捨て、
出来上がった麺に、特製のチョコレートソースをかけて食べるという、
かなり衝撃的な、「甘い焼きそば」です。
作っては見ましたが、私は元より、
かなり甘いもの好きの、うちの嫁さんも
完食できませんでした。
だって、食感はインスタント焼きそばのままで、
チョコレート味、って、ねぇ。
こういった商品ではなくて飲食店でも、
「日本一まずい!」を売りにしているお店は、
そこそこあったりして、
それこそマスコミで紹介されたりすることで、
わざわざ「まずい」を体験しに行く酔狂なお客さんが増え、
繫盛しちゃったりという事も有るようで。
そういえば、かつて私が勤めていた会社の近くにあった
中華料理屋のラーメンもまずかったなぁ。
お湯で薄めた醤油に、のびた麺、味の無いチャーシュー、なると、ネギ
という、まずいというか、味の無いラーメンで、
それでも、若い頃は量が欲しいので、
半チャンラーメンをつい注文してしまい、
ラーメンの方は、とにかく腹に流し込んでました。
チャーハンは、まだマシだったんですが、
マスターが大分高齢だったので、時々、味付けの塩コショウを忘れ、
味無しの炒めごはんが出た時には、さすがに作り直してもらいましたが。
で、今回、何故、こんな話になったかと言うと、
つい先日、とあるスーパーでこんなPOPを見つけてしまったからで。
売り物なのに、こんな表示で良いのでしょうか?
製造会社や卸している会社に対して、失礼すぎるのでは?
それとも、かなりヤバイルートからの仕入れなのでしょうか?
等々、考えてしまいました。
値段は画像から見切れてますが、
4人前で、198円位だったような。
買って試す勇気はありませんでした。
スイマセン。