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小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

2012年9月のアーカイブ

私の会社の目の前の道路、下を地下鉄が走っているせいか、そりゃぁもう震災でものすごく波打ってしまい、以来今日まで何度も何度も工事をしていますが、なかなか平坦になりません。

この数カ月は大分チカラのはいった工事をしているようで、1車線を塞いでるものですから渋滞もひどい状態ではあります。

で、
そこに道路工事用の車が色々と登場しているのですが、よく考えてみると、何のための機械なんだか、その名前さえも知らいないということに気づきまして。

震災以降、その復興スピードにおいて世界的な評価を得るほど、日本の道路工事屋さんの方々は頑張っていらっしゃるというのに。

そんなわけで、調べてみました。

尚、当該車両の画像に関しては、それぞれのサイトでご確認下さい。

※一部リンクが切れているところがありましたので、部分的に画像を張り付けました。

ロードローラー

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC

ロードローラー.jpgこれは、まぁ、わかるといえばわかりますよね。でっかいローラーがついていて道路面を平らにならしていくヤツです。

でも、「マカダムローラー」「タイヤローラー」「振動式ローラー」などなど、色々と種類があるようです。

■モーターグレーダー

Motorgrader01.jpgこれも道路を均すための機械です。形は特殊ですが、見た目でわかる機能としてはシンプルに思えます。

道路工事って、とにかく何度も何度も路面を平らにしてつき固めていく作業の繰り返しですから、ローラーとグレーダーはセットで必要なのでしょう。

とは、私の理解範囲での話。

■アスファルトディストリビュータ

http://www.hantak.co.jp/product/paverment_machine/asphalt_distributor/index.html

ディストリビュータ.jpgタンクローリーの後ろに大きな刷毛みたいなのがついてる車で、どうやら「アスファルト乳剤」というのを散布する機械のようです。

「アスファルト乳剤」というのは、アスファルトとその混合物の接着を助けたり、防水効果を得たりするための液体だそうです。

このへんから、機械の形と名前がリンクしてこないと思います。

■アスファルトフィニッシャー

フィニッシャー.jpgアスファルトを打設する機械らしいです。仕組みはよくわかりませんが。

そもそも「アスファルト」って毎日目にしているけど、「アスファルト」自体は実はドロッとした液体で、道路をよく見た時のゴツゴツしたものは、そのアスファルトに骨材である砂利などを混ぜ込んだものなのですね。

ああ、調べたら正式には道路舗装材として使用されるものは「アスファルト・コンクリート」と呼ぶそうです。しかも略称が「アスコン」!

「アスコン」ってなんか聞いたことがある言葉ですが、その意味だったんですね。

考えたら建物に使う方の「コンクリート」は、「セメント」に水と砂や砂利を混ぜたもので「セメント・コンクリート」って言うものなぁ。

■ロードカッター

http://www.sakainet.co.jp/japanese/catalog/er552f.html

カッター.jpg古いアスファルトを切ってはがしていく機械で、象の鼻みたいな長いコンベアみたいなのがついている機械です。

高速道路の補修工事などで見かけたことがある機械ですが、見た目のインパクトは大きいですよね。

「カッター」っていうと、カットする部分がその機械のメインにイメージされるのですが、この機械は見た目に「カッター」とつながらないところがミソ。(なのか?)

■ロードスタビライザー

http://www.sakainet.co.jp/japanese/catalog/pm550.html

sutabiraiza-.jpg今回一番名前が知りたかった機械がこれ。知名度が低くて、特殊で、名前がわからない物をネットで調べるのが如何に大変かを痛感した次第。

何をする機械なのかと調べたものの、出てきたのがこのような解説。

「ロードスタビライザーとは、既設アスファルト混合物と、
その下の既設砕石路盤材の一部を、その場で破砕しながら、
同時にセメントとアスファルト乳剤を攪拌・混合し、
締固め機械で締固めて新しい上層路盤として再構築する重機。」

いやぁ、正直良くわかりませんが、どうやら古いを道路のアスファルトやらをそのまま再利用する機械みたいです。・・・エコですね。

なんだかデカくて、もそもそ動くカンジが、私の中ではあのジブリの名作「風の谷のナウシカ」にでてくる「オーム」を連想させるのですが、私だけ?

と、ここまで書いて、そもそも舗装工事ってどんな手順なんだろうと調べると、こんなサイトが。

■よくわかる!舗装工事の話

http://gennba.com/wakaru/hosou/index2.html

他にも細かな特殊機械はいっぱいあるようですが、特に目立つ大物をご紹介しました。

どうでしょうか?

道路工事で渋滞にはまっても、その工事で働いている特殊な車両を見て、「おっ、スタビライザーだな」とかわかったら、楽しくないですか?

・・・男の子はいくつになっても「乗り物」が好き!っていう話も、今は昔なんですかねぇ。

※※※※※※※※

写真は、道路工事とは直接関係はありませんが、陸前高田の旧キャピタルホテル屋上から撮影したものです。

ホテルの隣はいきなり海になっていますし、旧市街は雑草の平野のままです。

今回紹介した機械たちが、この場所で活躍し始める日が一日も早く来ることを祈ります。

Stitched_001.JPG

あっ、それと前回の「瑞鳳殿にいきました。」の記事も、ちゃんと追記しましたので、よろしければ覗いて下さい。

正直なところ、今の今までブログのこと忘れてました。

今回書くつもりでいた事はタイトルのとおりなのですが、

詳しく追記する時間が・・・・

なので、大変恐縮ですが、ひとまず、写真とお詫びのこの文章だけで

UPさせて頂きます。

このブログを継続的に見ていただいてる方がどれほどいらっしゃるかわかりませんが、

おって、このページに追記しておきますので、どうかご勘弁を。

DSCN7778.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いうわけで、追記です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

今回瑞鳳殿に行ったのは、東京からの客様があって、会議前にちょっとだけ時間があったので、せっかくなのでと観光地っぽいところをご案内、という流れだったのですが、私自身は通算5回めの訪問になります。

私が仙台に来て9年になりますが、友人が来仙するたびに思うのが、仙台ってわりと観光する場所がないということ。

で、必然的に数少ない観光地からのチョイスで、瑞鳳殿を案内する機会が多くなったわけです。

ちなみに私が、仙台を知らない友人達を案内したことがある場所というと、

「青葉城址」「瑞鳳殿」「商店街(アーケード)」「松島」「地底の森ミュージアム」「国分町」「秋保」

あたりでしょうか?

最近は、牛たん食わせて、アーケードを歩き、定禅寺通りをかすめて、国分町で飲ませて終了ですが。

 

話は瑞鳳殿に戻りますが、瑞鳳殿といえば言わずと知れた「伊達政宗」が眠っている場所です。

逆に言うと、「伊達政宗のお墓」という以外の事を知っている人のほうが少ないのではないでしょうか?

 

政宗以降、歴代仙台藩主のお墓は全て仙台市内にあるのですが、「瑞鳳殿」とは政宗のみのお墓であって、他の藩主は別のところに眠っています。

大きくは「瑞鳳殿」のある「仙台瑞鳳寺」と「大年寺」の2箇所です。

そして仙台瑞鳳寺に眠っているのが以下の5人

初代政宗(瑞鳳殿)、2代忠宗(感仙殿)、3代綱宗(善応殿)、9代周宗(ちかむね)、11代斉義(なりよし)

残りの8名は大年寺にお墓があるのです。

 

そういえば、歴代藩主って、全て「○宗」って名前のように思っていましたが、実際には歴代藩主13名のうち、「○宗」と名乗っていたのは、瑞鳳寺に眠る4名の他、10代斉宗(なりむね)の5名しかいません。

もともと第一世「朝宗」に始まる伊達家の系譜(政宗は第17世にあたる)では、「○宗」という名前が主流なのではありますが、仙台藩主となって以降4代綱村からは「○村」という名前が同じく5代続いています。

 

もうひとつ、歴代藩主の名前には、その時の徳川将軍から一字賜って付けられるパターンが出来上がっていました。

初代政宗こそオリジナル(と言っても、伊達家の系譜では第9世に同じ政宗という名前の頭首がいましたが)ですが、以降は、

2代忠宗 - 徳川秀忠の「忠」
3代綱宗、4代綱村 - 徳川綱吉の「綱」
5代吉村 - 徳川綱吉の「吉」
6代宗村 - 徳川吉宗の「宗」
7代重村 - 徳川家重の「重」
8代斉村、10代斉宗、11代斉義、12代斉邦 - 徳川家斉の「斉」
13代慶邦 - 徳川家慶の「慶」

と、17歳で病死した9代周宗以外は全員このパターンです。

そしてこのパターンからわかることが、初代から7代くらいまでは皆結構長生きだったのに、8代から12代までは短命だったんだなということ。

実際に政宗は70歳迄生きましたし、3代綱宗も72歳と長寿でしたが、8代から12代は、22歳、17歳、24歳、30歳、25歳と皆早逝しています。

 

また話がだいぶそれましたが、もしまだ「瑞鳳殿」に行ったことが無い方がいるのであれば、ぜひ行ってみて下さい、という話です。

「瑞鳳殿」の建築的な見所とか、併設の資料館に関しては、ぜひその目で行って見て頂いたほうが面白いと思います。政宗の骨から復元された等身大像もありますし。

なお、真夏に訪問される際は、それなりの坂や階段を登ることになりますので、(坂の下には貸出用の「杖」がおいてあるくらいです)覚悟して下さい。

エアコンがあるのは、チケット売り場横の売店と資料館ぐらいですので。

 

この記事を書いた人

斉藤 一則

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