もう6回目ですね!
ホントに良く続いていると思います。
最初はイベント、次は恒例行事、今や名物風物詩。
震災の周年と同じ数だけ開催されている八戸ブイヤベースフェスタは、そうして
地域文化になるのかもしれません。
参加店を増やすのが目的ではなくて、続けることが目的。
3年前に話していた八戸ハマリレーションプロジェクトのハヤカリさんですが、今や
久慈・三沢へと広がって、全17店舗が三陸の魚介をブイヤベースの味に拵え
愉しませてくれます。
今宵、中でもお気に入りのBar SAUDEでポルトガルの田舎料理を頂戴します。
おっ!とテーブルあちこちで拍手歓声が沸いて、いよいよカタプラーナの登場。
この鍋ならではの濃厚な蒸上がりと芳醇なマディラの香りが、手づかみ・しゃぶ
らんとすべく、見目麗しい湯気に喝采してしまうのです。
海老・シュウリ貝・浅利・目抜・カスペ・鱈・緋烏賊・眼張の出汁は、調理法
は違えど世界の魚食民族が唸る後引きの旨さ。
そして、八戸ブイヤベースの2度おいしい法則・あとメシは、残りスープにタコと
マッシュルームで卵とじご飯。
うぁ、ご飯ツマミにワインお替りだね。
仙台から、ただただ食べるためだけに泊りがけ参上の面々。
地域と地域が直接交流する、東北暮らしの醍醐味です。
※もはや東北洋食。Bar SAUDEのカタプラーナにはmaias BRANCOで決まり。
四方山雑記帳
東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし
2017年4月のアーカイブ
新潟は上越、高田御城下はなれ。
創業140年の料亭 宇喜世に、全国十八の料亭が参集いたしました。
日本各地の街並みがビル化・同質化する今、当地の歴史、風情を
幾星霜にも渡って伝え残してきた料亭。
しかし、御維新に大戦と、大局を越した老舗も、経済の荒波と時代
志向の変化に畳んでいく時代です。
弥生吉日、古くは江戸、新しくも明治から平成に至る地域文化を担
ってきたRyoteiを、レガシーではなく今なお現役の時空間舞台として、
地方創生を志す百年料亭ネットワークが誕生しました。
独自の魅力を湛える地方と地方が、直接交流してもう一つの日本・
新しい地域資源を発する取り組みに乾杯三唱!
*****拍手喝采の十八料亭(順不同)*****
黒石 富士見館、大町 志田屋、湯沢 石川、米沢 吉亭、
山形 四山楼、仙台 東洋館、新潟 行形亭、新潟 鍋茶屋、
富山 松月、松本 松本館、岐阜 萬松館、松江 臨水亭、
宇多津 公楽、北九州 金鍋、中津 筑紫亭、長崎 一力、
長崎 春海、上越 宇喜世
※雪舞う宴の翌朝。山紫黎明の宿窓は、まさにanother sky。