仙台の今年の夏は冷夏で少し肌寒い日も続きましたね。
梅雨も明け、サー真夏の本番です。暑さで体力も奪われ、食欲もなんだか盛り上がらない。そんな夏の料理にはカレーが一番です。
夏にカレーを食べるのは、実に理にかなった食事なのです。唐辛子や生姜など辛いスパイスを摂取すると、交感神経の興奮が起き、体表面の温度が上がって血流が増え、皮膚から熱が逃げやすくなって涼しく感じるのです。
カレーにはクミンやコリアンダー、ターメリックなどの香辛料(スパイス)を使いますが、玉ねぎやニンニク、生姜も本来は薬草として使用されていましたが、今や香味野菜として重宝されています。
人類がスパイスを使い始めたのは、旧石器時代(紀元前3,000年頃)。最古の記述はメソポタミア文明の医学書だそうです。ニンニクはピラミッド建設の労働者に、クミンやシナモンはミイラの防腐剤として使用されていました。
人間の知恵は素晴らしいですね。私も東日本大震災以降、家で食事と酒を飲むようになり、酒のつまみやカレーなどを作るようになりました。料理は楽しいですよね。私のカレーはスパイスを調合してなど、本格的なカレーは作ったことはありませんが、メーカーの異なる二種類のルーを使います。まず多めの玉ねぎをじっくりと炒め、ジャガイモと人参、肉は美味しい豚肉の肩ロースがベストマッチングですね。それにマイタケを刻んで炒めます。マイタケは良く出汁も出るようです。出来上がったら最後に香味の利いたうまソースを加えて味を調整しています。
辛さの中に広がる甘さと肉のジューシーさ、たまりませんね。是非暑い夏にはカレーを作り夏バテを解消しましょう。