メンバーズブログ

ちょっと知りたい不動産の一口知識

借地権や立退き問題、分譲マンションの建替、大規模修繕から再開発まで、何でもお困り事や疑問にお答えします。

2013年12月のアーカイブ

前回に続き即大田原市の再開発現状を報告したいと思います。

最初に、前回茨城県と書いてしまいましたが、私のケアレスミスで申し訳ありませんでした。衷心よりお詫び申し上げます。

大田原と言えば、自分の中で知識があることと言えば、「大田原牛はべらぼうに高いそうだ。」というくらいで、なにも事前知識もないまま訪れましたが、ごたぶんにもれず、地方の中小都市の市街地空洞化に頭を痛めており、今回の再開発事業が再生の第一歩になる建物でした。

「toko?toko おおたわら」というネーミングの再開発ビルで、市民から募った704通のネーミングの中から、「とことこ歩いていける魅力的なところ」との意味合いがあるそうです。

確かに大田原市はJR「西那須の駅」から5kmの位置にあり、車が主な交通手段で、とことこ歩いていける施設は魅力的だろうと思います。

建物は7階建てで、1階が商業施設、2?4階が公共施設、5?7階が住宅となっています。

建物規模も身の丈にあった大きさで、特に2?3階にある「子供未来館」は、今まで東北各県でみてきた再開発事業の公共施設内にある子供施設としては秀逸ですばらしいものでした。

始めての市街地再開発事業と言うことで、施設を運営する(株)大田原まちづくりカンパニーの今後の運営方法に施設活性の成否が握られており、多くの若者が地元の活性化に寄与してくれればとの思いが強く感じられました。

PS:残念ながら日帰りで待望の大田原牛はたべることは叶いませんでしたが・・・。

とことこ大田原.jpg子供広場.jpg

社団法人:再開発コーディネーター協会の傘下に、「東北Qの会」がある。

何故に「Qの会」と言うのかは定かではないが、東北在住の再開発プランナーや建設会社、開発会社、大学教授、行政の担当者などが顔を揃えている。

当然に再開発であるから、弊社のような弱小企業が全てを出来るわけではないが、各社のメンバーはユニークでとても楽しく学び、また飲みにケーションも楽しい。

毎年有志が集い、東北近県の再開発物件や街並みの視察を行っている。今年は明日(6日)に大田原市の市街地再開発組合を訪問し、意見を交わすことになっている。

東北Qの会の仲間は、非常に仲が良く首都圏や北海道などに転勤してもQの会のメンバーとして遠方から駆けつけてくれる。今回も東京からの参加者もおり、会うのが楽しみだ。

残念ながら、明日は朝早くから夜遅くまでの工程なので、詳細はまた今度。

【下は、一昨年訪問した秋田市市街地再開発の図面です。】

秋田市再開発.jpg

この記事を書いた人

松本 真明

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