印刷や出版などの業界では一般的ですが、聞きなれない方もいるかと思います。
文章を作成した時に見た目が悪い表示を調整することでワープロやDTPソフトでは一部自動的に行うものもあります。
禁則処理には主に3種類あります。
●行頭禁止文字
行頭にあると見た目が悪い「。」「、」「…」「?」(「っ」などの小文字も含める場合がある)などの行頭禁止文字を前の行に押し込むもの。
・終わり括弧類 , ) ] } 、 〕 〉 》 」 』 】 〙 〗 〟 ’ ” ⦆ »
・行頭禁則和字 ヽ ヾ ー ァ ィ ゥ ェ ォ ッ ャ ュ ョ ヮ ヵ ヶ ぁ ぃ ぅ ぇ ぉ っ ゃ ゅ ょ ゎ ゕ ゖ ㇰ ㇱ ㇳ ㇲ ㇳ ㇴ ㇵ ㇶ ㇷ ㇸ ㇹ ㇺ ㇻ ㇼ ㇽ ㇾ ㇿ 々 〻
・ハイフン類 ‐ ゠ – 〜
・区切り約物 ? ! ‼ ⁇ ⁈ ⁉
・中点類 ・ : ;
・句点類 。 .
●行末禁止文字
行末にあると見た目が悪い「( 」や「【 」などの行末禁止文字を次の行に送るもの。
・始め括弧類 ( [ { 〔 〈 《 「 『 【 〘 〖 〝 ‘ “ ⦅ «
●分離禁止文字
途中で切り離されると誤解を招きやすい「19,800円」などの数字や数詞(分離禁止文字)をつなげてしまい、
前の行に押し込むか次の行に送るもの。
・分離禁止文字 — … ‥ 〳 〴 〵
・英単語 word
・連数字 5,000
・グループルビ
・漢字
個人が情報発信する際に使用するブログやフェイスブックなどは自動にならないと思いますので、文章作成時の注意として押さえておくのも良いかもしれません。