今年度最後のブログですね。
この時期私は印刷物のみならず、Webの仕事も多く手掛けています。
先日大学関係のWebサイトを見ていたら次のようなサイトを見つけました。
慶応義塾大学経済学部サイト
http://www.econ.keio.ac.jp/index.shtml
このデザインの構図には「大和比グリッド」を活用したとありました。
日本建築や彫刻に用いられてきた大和比をWebサイトに投影し、均整の取れたデザインを目指したとのことです。
前回「白銀比」について書きましたが、1:√2の比率は別名「大和比」と言われています。
建築の分野では「神の比率」として、法隆寺の五重塔の平面図から仏像の顔の比率まで古来より建築物や彫刻モジュールの一つとして用いられてきたそうです。
この組合は建築の専門家が多いので、その分野の話題は誰かにお任せしたいと思いますが、L字形の曲尺も裏目には表目を1.1414213・・・倍した独特の目盛がきざまれていますね。
印刷にも、建築にも、Webサイトにも・・・気にしなければ何気なく流してしまいそうなところに活用されている機能的かつ奥深い比率だと感じました。
前述のWebサイトも是非見てみてください。
※写真はイメージです。