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黒ひげのモノローグ

口・健康・食・旅、歯科医のひとりごと

2017年9月のアーカイブ

朝は肌寒くなりなりすっかり秋の装いです。今年は残り3ヶ月と早いもので残りわずかとなりました。先日当組合の松本真明様のご紹介で世嬉の一関造からいわて蔵ビールとシャンパンビアーを購入いたしました。いわて蔵ビールは3種類で皆とてもフルーティーで美味しかったです。シャンパンビアー(サムシングブルー)は藻からとった色素で作られたブルー色のビアーです。味わいはとても爽やかな感じでした。ブルーは誠実・純潔を意味しているとのことでブライダルプレゼントにいいとのことでした。ブライダルではありませんでしたが、秋の虫の鳴く音の中で妻とサムシングブルーでゆっくりとしたひと時を過ごさせていただきました。

3種類のいわて蔵ビール

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サムシングブルー

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前回妊婦さんとお口の健康ということでお話ししましたが、今回は妊婦さんの歯科治療の留意点についてお話しをしたいと思います。

妊娠中の歯科治療は安定期(16週〜27週)に行うことが望ましくなります。産婦人科の先生に歯の治療をすることは事前に伝えた方がいいでしょう。

①レントゲン撮影 レントゲン撮影はお口の中の状態を診断するのにとても大切な検査です。歯科で撮影するレントゲン撮影は線量が低く、また顎や歯のみに照射するので鉛入りエプロンを装着すれば胎児への影響はほとんどありませんので心配ございません。

②歯科麻酔 歯科で使用する局所麻酔は主にキシロカインという薬剤を使用し、通常の使用料では胎児への影響はありません。無痛分娩に使われる薬剤もキシロカインです。

③薬の服用 歯科医院では原則として投薬はいたしません。痛みが強かったり、炎症が大きい場合は産婦人科医と相談して投薬することが必要となります。

妊娠中は胎児の成長に伴って様々な変化が生じます。妊娠中のお身体のリスクとして「妊娠高血圧症」「妊娠糖尿病」「妊娠貧血」などがあります。産婦人科でこのようなご指摘を受けている方は歯科を受診前に伝えることが必要です。

これまでお話ししたことが妊婦さんの歯科治療の留意点ですが、妊娠中に歯が痛くならないようその前にきちんと歯の治療をすることが重要です。定期的な口腔ケアーはお母さんのお身体にとって、そして生まれてくるお子さんにとって大切ですね。

ご参考なれば幸いです。

天気は相変わらず曇ったり雨が降ったりですね。カラッと早く晴れてくれないかなと思っている毎日です。涼しくなってきたので庭のフクシアの花が咲いてきました。ふわっとしてなんとも可愛いお花です。

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今回は妊婦さんのお口の健康についてお話をいたします。妊娠は新しい命を授かりとても喜ばしいことです。しかしホルモンのバランスや食生活習慣の変化によってむし歯や歯肉炎が進行しやすくなります。また生まれてくるお子さんの為にも妊娠中のお口の健康について気をつけることが大切です。この時期は①自分自身のお口の中の状態を知ること②お口のケアーについて確認すること③お口の定期検査と予防処置を行い必要があれば治療を行うこと④妊娠中のお口の中の環境が生まれてくるお子さんのお口や体の環境に関係することを知ることが大事です。

妊婦さんの症状  妊娠中は、つわりの症状が重いことによる歯磨き不足や女性ホルモンによる歯肉への影響、不規則になりがちな食生活などが原因となりむし歯や歯肉炎が悪化しやすくなります。妊娠中の歯肉炎は約半数の方に生じると言われています。この時期の口腔ケアーは大切となります。

お子さんに与える影響  特に歯周病は気をつけなければなりません。歯肉に炎症が生じるとその炎症性物質が血液中に入り込み早産・低体重出産のリスクの因子になると言われています。これは喫煙や飲酒による早産のリスクの約3倍にたいして、約7倍のリスクになります。これからお子さんを考えているお母様は妊娠前からお口の健康について注意していくことが重要です。

この記事を書いた人

柏崎 潤

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