東日本大震災の経験と、光のページェントを通したエネルギー問題への認識から、石油ストーブ導入により化石燃料(灯油)を燃やしたおかげで原子炉に頼らないエコ生活と光のページェントの開催を支援する、通称「プロメテウス計画」を達成させたカサマ。
しかし、この偉大なる成功の中でも、何かが腑に落ちません。
エネルギー問題を前にして永い思考の末、いま私がすべきことは「光のページェント」でのカップルの撲滅ではないのか?
という間違った結論を速攻で導きつつある中、ふと、そもそもオイルは何に使われているのだ?という疑問が脳裏にわいてきたのでした。
さっそく具宇愚瑠先生に聞いてみたところ、こんな回答が。
自動車の燃料用(動力) 38.3%
化学製品の原料用(原料)20.2%
家庭・商店・事務所用(熱源)14.1%
鉱工業の原料・燃料用(熱源)10.6%
電力用(熱源) 9.3%
電力用途は9.3%。
原発を維持するのか?いや気候変動を覚悟で化石燃料を燃やすのか?
国論どころか世界の人々の感情対立をまねいた悲しい問題。
その双方の想いに共通するのは、なんだか石油は使わない方がいいんでねすか?という本能ともいえる「石油フリーのココロ」・・・!
しかし、これ見ると一番悪いのはクルマにしか見えないのですが、実のところ原発問題は人類社会の抱えるエネルギー問題という業のたまたま見えやすいごく一端に過ぎないのかもしれません。
しかし、車好きが多いこの宮城県では、原発や二酸化炭素を悪く言うヒトは多いものの、鉄ヲタの亜種である極度のライト・レール・トランジット・マニアを除けばクルマを悪く言うヒト科にあまり会ったことがありません。
そうはいっても何しろGDPの3%を占める自動車産業。マスコミはもちろん、我ら宮城県民が大変お世話になっているトOタ様に文句も言、ん?こんな時間に玄関チャイムが?誰か来たようだが(略
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|┃ | ='" | < 話は全部聞かせて貰ったぞ!同士、君は
|┃ i゙ 、_ ゙,,, ,, ' { ? 今日からサハリン2で石油採掘だ。
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|┃ ≡'"~ヽ ?、_;;,..-" _ ,i`ー-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ヽ、oヽ/ ? /o/ | ガラッ
――11か月後 (ブログ更新停滞) ――
そんな亘理の中古屋でとっくに生産終了したダイハツ「ミゼット2」を32.8万円で見つけて、「おれ、この仕事が終わったらミゼット2を買って彼女と泉ヶ岳に星を見に行くんだ」というフラグを立てたものの、ミゼット2より彼女作る方が先だと気づき、あげく数年後には津波で亘理の店ごと流されていた事実の前に、どうあがいても結婚することもミゼット2に乗ることもできないと落胆したほどクルマが好きなカサマ。
宮城大学の恩師、アン・マクドナルド先生の愛機「ミゼット2」。
イカス。
しかし一方でカサマは、既に四半世紀前よりガソリンも電気も不要な「ヱクセリヲン」級の運用を開始していたのでした。
スーパーヱクセリヲン級(4代目:走行距離4万キロ程度)
沖縄伊計島にて。
21世紀初頭にはモータリゼーションによるエネルギー問題を予想してか、仙台から沖縄まで自転車で30日ぐらいかけて移動(実話)していた真の21世紀型人類のカサマとしては、より人類の英知を結集した移動方法に挑戦し、全世界を導かなければなりません。
そこでエネルギー問題の根本を解決すべく、脱原発でも原発推進でもなく脱クル(ピー)によるアウフヘーベン(止揚)を目指した移動手段のパラダイムシフト、通称「サンタクロース上陸作戦」の発動に至ったのでした。
(つづく)