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仙台・宮城のうまいもの&直売所めぐり

人と地域を結ぶ連携担当。まちなか情報特派員とともに、地域資源調査やモニター調査・モニターツアー・広報活動を担当しています。

2015年5月のアーカイブ

 桜の花びらがちらちらと散り始めた南三陸町の四月、町内の神社に白無垢姿の花嫁さんの姿がありました。花嫁さんは、東京出身。鳥取から関西、そして震災をきっかけに南三陸町にやってきました。花婿さんは奈良出身、花嫁と大学時代に出会い、愛をあたためてきました。

 2人の結婚パーティは「ポータルセンター」という公の施設、新郎新婦自らが準備をし、「会議室」のお部屋が添付の写真のような素晴らしいパーテイ会場に変身したのでした。お料理は、海のもののおいしい南三陸町で、普段はあまり口にできないような種類のお料理を提供したいという新郎新婦の要望に基づいて、蔵王町から「アトリエデリス」の佐々木シェフが担当。

 新郎の南三陸町での仕事は「羊飼い」。だから新郎のアダナは「ペーター」。以前の職業はホテルマン、羊飼いなんて、やったことがない、なんて言っていっている場合ではないです。この羊くんたちが、いろいろな交流のきっかけを生み出してくれるのですから。

 若者たちのアイデアと行動力は素晴らしいです。自分の人生は自分で切り拓き、会議室のような施設でも自分たちの新たな門出にふさわしい場所に変化させ、地域を少しずつ変えていく。将来が楽しみな二人です。

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 追伸:南三陸町では「キラキラうに丼を提供中です。

 

 気仙沼の斉吉商店といえば、金のさんまが有名です。工場・会社・自宅と大きな被害を受けた斉吉商店、看板商品の「金のサンマ」を炊くときに使ってきた「かえしダレ」が、震災の被害からあたたかく勇気あるスタッフの手によって守られ、復活した話は感動の嵐です。斉藤社長と、奥様で専務の和枝さんは、この大変だった状況をとてもわかりやすく、感情豊かにお話をしてくださいます。いつも明るく前向きなお二人には、ファンもたくさん。

 そのお二人が、そろって「斉吉NIGHT in みやカフェ」にきてくださいました。みやカフェの厨房に、斉藤社長と専務が立っているなんて!と感動している私。この日集まってくれたのは、中国やマレーシアからの留学生や大学生を含む19名。お二人のお話を聞いたあとに、斉吉さんのおいしいゴハンをいただき、懇親会。

 メニューは「金のさんま」「あざら」「〆サンマ」「ゆきつつみさんまのサラダ」「雪解けの牡蠣の時雨煮」「海鮮丼」「つみれ汁」・・・と気仙沼の味、斉吉さんの味のオンパレード。地域の食を紹介するこのような場を、今後も続けていきたいと実感した日でした。

斉吉商店→http://www.saikichi-pro.jp/

斉吉商店通販サイト→http://www.saikichi.jp/

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この記事を書いた人

稲葉 雅子

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