桜の花びらがちらちらと散り始めた南三陸町の四月、町内の神社に白無垢姿の花嫁さんの姿がありました。花嫁さんは、東京出身。鳥取から関西、そして震災をきっかけに南三陸町にやってきました。花婿さんは奈良出身、花嫁と大学時代に出会い、愛をあたためてきました。
2人の結婚パーティは「ポータルセンター」という公の施設、新郎新婦自らが準備をし、「会議室」のお部屋が添付の写真のような素晴らしいパーテイ会場に変身したのでした。お料理は、海のもののおいしい南三陸町で、普段はあまり口にできないような種類のお料理を提供したいという新郎新婦の要望に基づいて、蔵王町から「アトリエデリス」の佐々木シェフが担当。
新郎の南三陸町での仕事は「羊飼い」。だから新郎のアダナは「ペーター」。以前の職業はホテルマン、羊飼いなんて、やったことがない、なんて言っていっている場合ではないです。この羊くんたちが、いろいろな交流のきっかけを生み出してくれるのですから。
若者たちのアイデアと行動力は素晴らしいです。自分の人生は自分で切り拓き、会議室のような施設でも自分たちの新たな門出にふさわしい場所に変化させ、地域を少しずつ変えていく。将来が楽しみな二人です。
追伸:南三陸町では「キラキラうに丼を提供中です。