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建築と風景

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2015年7月のアーカイブ

■新国立競技場

 2011年3月11日東日本大震災発生。この年、東京都知事選挙で再選された石原慎太郎都知事が2020年オリンピックへ再度立候補の意欲を表明。被災した3県(宮城・福島・岩手)の知事も東京開催に賛同。同年7月17日サッカー女子ワールドカップで初優勝。そして2013年9月、2020年オリンピックの東京開催が決定した。

だが2015年7月6日、なでしこジャパン、ワールドカップ連覇を逃す・・・・残念。旧国立競技場.jpg

ところで、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の建設問題はどうもスッキリしない。総工費が予定より約900億円増の2520億円。完成も当初予定より2ヶ月遅れの19年5月末の見通しのようである。

東北は東日本大震災以来、復旧・復興工事の資材、作業員不足による工事費の高騰。そして、オリンピック開催に向けての首都圏での建設ラッシュによる工事費の更なる高騰が東北の復興に影響を与えている。建設を伴う民間事業は現在の工事費では収支的に事業が成り立たない状況が続いている。事業費が4割、5割も上がっては民間事業は内容・時期等の見直しは当然である。ただ今回はオリンピックだからと、このまま進めて良いのだろうか・・・?

どんなプロジェクトも難題が蓄積され、これを解決することで成功へと導かれる。日本の政治と建築技術の実力を世界に示す事ができることを期待したい。

※写真は2009年12月29日、第89回天皇杯サッカー選手権の準決勝、「ベガルタ仙台」VS「ガンバ大阪」にて撮影。残念ながらベガルタは決勝進出ならず・・・。聖火台の真上には満月がありました。

1964年の東京オリンピックの競技会場として建設された国立競技場は解体され、今は見ることはできません・・・・・。

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高橋 宏一

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