■秩序ある復興計画を
2012年の新しい年が明け、一週間が経とうとしています。
復興元年の今、各市町村から震災復興基本方針・計画等の策定が表明されるなか、建設業界は、資材の高騰、労務者不足で建設費の高騰、公共工事の入札不調が懸念されています。
仙台に30工場ほどあった生コン工場が、今は15工場ほどに半減。コンクリートに限らず、建設資材についても同様に沿岸部にあった工場が被災し、生産できない状況は変わりません。
労務者にしても、「少しでも賃金の高い方へ」と流れるのは当然のことではありますが、適正な賃金、適正な物価で推移しない限りは、本来の復興は実現しないと思います。
住む場所を失い、仮設住宅で今も不自由な生活を送っている方々がいるなか、仙台市内では高級腕時計、貴金属の販売が好調を博しているようです。本当に困っている人々救済し、普通の生活がおくれるようにすることが、復興の第一歩と考えます。
秩序ある復興計画を実現するために、みんなで頑張りましょう。