■自在鉤 (じざいかぎ)
茅葺き屋根の母屋には囲炉裏があり、天井から自在鉤がつり下がった風景は昔の農家にはよく見られました。
現在はインテリアとして囲炉裏や自在鉤が用いられています。
自在鉤とは囲炉裏の火で煮炊きするために鍋や釜をかける道具です。
囲炉裏の上を通る梁(はり)などから吊り下げ、上下や回転を自在にする仕掛けが施されていることから「自在鉤」と言われています。
自在鉤は下端に鉤のついた鉤棒とそれを通す竹筒等と鉤棒を上下させ固定する横木から構成されています。
■ 写真:鳴子御殿湯 農家レストラン「土風里」の自在鉤
右上写真の魚は横木にあたる部分です。 横木は木片に穴をあけただけのものから、鯛(タイ)や 鮒(フナ)など魚をかたどったものや、扇、ひょうたんなどの装飾を施されたものもあります。いずれも縁起をかついだもののようです。
写真は魚の横木部分と奥に細く吊り下がっている金属製鉤棒は別々自在鉤です。
特に横木の魚は火を防ぐという俗信から多くを用いられたようです。
■ベガルタ携帯灰皿
火事を防ぐにはタバコの火の後始末をしっかりしましょう。
タバコを吸う方は携帯灰皿を携行しましょう。
(私は数年前にやめましたけど・・・)
空気の乾燥している時期です。火災から建築物を守りましょう。