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多様性、国際化の視点からみた仙台・宮城のいろいろな話。

2013年11月のアーカイブ

去年の夏以降、最近までの間に南三陸町を訪れた方は、こんな↓感じの白いボードが津波で流されてしまった町の商店街のあたりに立っていたのをご覧になったかと思います。

kiriko_p01.png

これは「きりこボード」といいまして、三陸沿岸に伝わる「きりこ」(神社の神主さんがつくる切り紙)の様式で、そこに住んでいた人たちの生業や言葉、町への想いなどを表したものです(きりこボードをとても喜んでくれた土地所有者のみなさまのところに立っています)。「きりこプロジェクト」の一環で、震災の前年から南三陸ではじまっていたプロジェクトでした。2010年には、南三陸の町のあちこちに、みんなで切ったきりこを飾ったりしました。

この「きりこプロジェクト」が、このたび日本の伝統文化の振興と地域社会の活性化に功績のある団体に対して送られるティファニー財団賞を受賞しました!

IMG_0846.jpg

http://www.envisi.org/news_2013tiffan/

ちょうどおとといが授賞式でして、「きりこプロジェクト」代表の吉川由美さんと、南三陸町役場産業振興課の方がニューヨークで表彰式に出席してきたところです。

南三陸の土地に根付いた文化が、遠くニューヨークから評価をうけて世界デビューということでとても嬉しいニュースですね。おめでとうございます!

この記事を書いた人

齋藤 高晴

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