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小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

2021年3月のアーカイブ

先月の事ですが、
一昨年から工事していた
KHB東日本放送さんの新社屋が竣工しました。
DSC_0608.JPG

運用は今年の秋、10月からの予定で、
まだ半年先ですけど。

報道されている情報によると、
竹中工務店の設計施工で、鉄骨造の地上4階。
延床約8,510㎡の規模は、築30年になる現在の社屋の約1.5倍のサイズ
屋上にはテラスがあったり、
電波塔も"ひねり"が入っていたりしてます。

最も特徴的な正面のナナメのガラスの箱は、
2階から4階までまっすぐ登れる
「コラボ階段」と名付けられた107段の階段で、
地域とのコラボを想定したスペースが
階段の途中途中に設けられているそうです。
DSC_0612.JPG


仙台の、というか、宮城県の放送局の建物は、
とにかく八木山の電波塔のあたり、というイメージしかなくて、
そもそも、「TV局に行ってみる」という発想さえありませんでしたが、
あすと長町のこのエリア、杜の市民広場隣接となれば、
(コロナ禍でなければ)色々なイベントが開かれる場所でもありますし、
とても集客力のある場所だと思います。

とは言え、すぐ隣(と言っても並びではないですが、)に
市立病院がありますから、あんまり騒がしいイベントは、
できないのかもしれませんが。

新社屋1階は、
地域に開かれたスペースで、誰でも出入り自由、
カフェも併設されるそうなので、
オープンしたらぜひ行ってみようと思います。


長町駅前、あすと長町側(東側)には、
先週末「tekute2」もオープンし、
「串カツ田中」やカフェ、蕎麦屋、郵便局もでき、
また一段とにぎやかになってきました。

秋の「KHB運用開始」のころまでに、
コロナが落ち着いていれば、
長町のイベントも、とても盛り上がるのでしょうけど、
緊急事態宣言下では、
残念ながら、あまり、明るい展望も出てきません。


毎回言ってますけれど、
早くコロナから解放されることを願わずにいられません。

2021年2月13日 23時7分頃
福島県沖を震源とするマグニチュード7.3、
最大震度6強の地震が発生しました。


被災された皆様におかれましては、
心よりお見舞い申し上げます。
皆さま、お怪我等はありませんでしたか?

あの大震災から今年で10年。

10年前の事、10年前から今日までの事、
あらためて振り返ってみようかな、
と、考え始めた矢先に今回の地震。


なんだか、心の奥まで揺さぶられたような気がして、
個人的には、非常に衝撃的でした。

私が生活している地域では、
10年前に比べれば、津波も無く、電気もガスも水道も止まらず、
幸いにも大きな被害は無いようではありますが、
それでも、
古い家屋の壁面崩壊が近所でありましたし、
大きなヒビが入った建物もありました。

実は結構な被害が発生しています。

今回の地震は、地域や立地だけでなく、
建物の向きや形状、
また10年前の震災後の補修状況 等々で、
かなり被害の差があるように思います。

半径500m以内のエリアで、
「こけし一つも倒れなかった」家もあれば、
「玄関横のコンクリート壁が崩れ、ドアが開かなくなったほど」のマンションもあり、
被害が大きかった建物では、やはりすぐには修繕手配もつかず、
当面は仮補修で辛抱している状況です。


自分の家が大したことが無かったからと言って、
隣人も同じ状況ではありません。

例え、外から見たところは変わりなくても、
資材、商品、什器等々に被害が出た飲食店舗もあります。
ただでさえ、コロナ禍で大変なのに。

補修工事を行う業者さんも、色々な事に対応しなくてはならず、
どうしても優先順位をつけて、緊急性の高いものから手を付けるしかありません。


あの10年前の震災自体の記憶ではなく、
震災後の、
助け合い、支えあって、皆でここまで乗り越えてきた気持ちを思い出し、
今回も、そして、これからも、
助け合い、譲り合いの気持ちで、日々を送りたいものです。


ちなみに、11階建てマンションの1階にある弊社事務所内は、
翌日の日曜日の朝に駆けつけてみたら、こんな状態でした。
IMG_2893.JPG
パソコンこそ無傷で、本当に良かったですが、
落ちてきたファイルが当たって飛ばされたHDDが床に落ち、再起不能になり、
こちらのデータ復旧には、10万円以上かかると言われ、かなりショックは受けてます。

実は、くしくも、
10年前のあの日、丁度、私がブログの担当日で、
その日の午前中にブログをUPした、そのあとに、
あの大震災が来ました。

そのブログはこちら

何も考えていない、呑気な内容で、
そのことが、また、個人的には、
余計にあの日が忘れられない理由にもなっています。


あの日から10年。

さぁ、また、がんばろう。


※サムネイルに使用した下記写真は、
10年前の311の日の私の自宅リビングの状況。

この時に比べれば、今回は、
冷蔵庫の扉が開いて、食品が飛び出し、
食器棚から食器が落ちて、つかえる食器が半減した位だから、
全然、大丈夫、だもん。・・・ぐすっ。・・・
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斉藤 一則

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