なんだか、世の中、抑制的で、
「ゼロカロリー」
「ノンアルコール」
「カフェインゼロ」等々、
何かが「ゼロ」である事を主張する商品が、
増えていますよね。
で、その「ゼロ」が本当に「ゼロ」なのか気になったので、
今回調べてみました。
■「ノンアルコール」
「アルコール=0.00%」と、書いてある商品もありますが、
日本の法律では、
「0.05%未満」なら、「Alc.0.00%」と書いて良いらしい。
もっと言うと、
「1%未満」なら「ノンアルコール」を名乗れるので、
そこまでなら、子供(20歳未満)が飲んでも、
法的にはOKとのこと。
「0.00」を名乗る商品は、実際に「0.05」よりも
さらにアルコール分を押さえているようではありますが。
過去には、「0.5%」アルコール分がある「ノンアルコール飲料」
も出ており、弱い人がたくさん飲めば、酔ったみたいです。
ちなみに、国によっても多少基準が違うようです。
■「ゼロカロリー」
「カロリー」が「ゼロ」と言えるのは、
「100ml(100g)あたり、5キロカロリー未満」のものだそうです。
我が組合の〇サマさんが大好きな赤コーラの場合、
100mlあたり45kcalなので、
「カロリーゼロ」に「5kcal」含まれていると仮定すると、
赤コーラの500mlのペットボトル1本と、
カロリーゼロの500mlのペットボトル9本が同じカロリー。
言い換えれば、
「ゼロカロリー」はどれだけ大量に摂取しても、
「ゼロ」なわけではなく、
やはり多少はカロリーがあるわけで。
ちなみに、こんにゃくゼリーなどもカロリーがなさそうですが、
100gあたり26kcalあるので、カロリー的には、
赤コーラ500ml≒こんにゃくゼリー865g。
思ったよりもカロリーあるなぁ、という感じがしなくもない。
■「カフェインゼロ」
実は、カフェインは法的な「栄養表示基準」の項目ではないので、
「カフェインゼロ」は各メーカーが独自で基準を決めてるそうです。
某メーカーでは、「0.001%未満」として「カフェインゼロ」を
うたっているそうですが、全てのメーカーが同じではないようです。
「麦茶」の様に、そもそもカフェインを含まない食品100%でできていれば、
間違いなく「カフェインゼロ」なのでしょうが、
何らかの処理の上で「脱カフェイン」しているものは、
「ゼロに近い」のであって、やはり「ゼロではない」ようで。
■脂質・糖類
これらについても、消費者庁が取りまとめている、「健康増進法」における
「栄養表示基準」では、「含まれない」表示が可能な量として、
それぞれ、100g中で0.5g未満ならOKとなっています。
(逆に言えば、ここまでなら含まれていても「ゼロ」といって良い)
いずれにしても、「とっても少ない」のはジジツなわけですが、
「ゼロ」とか「ノン」って言いきっちゃうのは、
なんとなくですが、どうか?、という気もしますけど。
※画像は本文と関係ありませんが、先日9月9日-10日で行われた、
「定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台」
に、後輩が出ていたので、見に行った時の看板です。
「in仙台」って、わざわざ書いてあるんですが、
仙台以外でやる「定禅寺ストリートジャズ」って、あるんでしょうか?
「定禅寺」って書いた時点で、「仙台」確定なのになぁ、と、ふと思った次第。