と、いうわけで、
寛大なる弊社社長のお許しを得て、この度、ベトナム視察に同行させて頂きました。
あまりに久しぶりな海外、初のベトナム、総勢11名という視察団の幹事(というか雑用係)として訪問先企業との各種調整、様々な理由による訪問中の行程変更の対応、等々という状況で、かなりヘビーな感じでしたが、内容的には大変勉強になりました。
「良くも悪くも、色々なことがものすごいスピードで変化している国」
というのが、総括的な印象でしょうか。
視察詳細は、おって取りまとめて、いずれ発表することもあるかと思いますが、現時点ではまだまとまっていないので、ひとまず今回は、例によって、視察の合間に見かけたモノなどの写真をご紹介することで、お茶を濁させてください。
■ホーチミンのホテルのバスアメニティ
良いホテルでしたので、アメニティは充実しており、大概のものはそろっていました。
いわゆる「コンディショナー」はないので、シャンプーだけだと女性はきついかもしれませんが。
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で、洗面台の棚に、シュガーポットのようなものが置いてありました。
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多分バスソルトだと思うのですが、こういうものを見慣れていない私にとっては、かなり謎。
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バスソルトだとすると、「なめると危険」なものもあるらしいので、そっとふたをしてきましたが。
この角度の画像では、これが何かわからないですよね。
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正解は・・・下の方に。
■自転車での物売り
ベルト、ステッカー、太陽電池、バイク修理用具、接着剤、ロープ、携帯ケース、等々、一般日本人には計り知れない括りのラインナップを自転車で販売中。
ベトナムの商店は、かなり専門特化したものが多い印象でして、「電気屋さん」というよりも「扇風機屋さん」とか、「バイク部品屋さん」というよりも「バイクシート専門店」等の様に、かなり陳列商品が偏っている方が目に付いたのですが、スーパーやコンビニを別にすると、このおじさんが最も多品種を扱っていたように思います(笑)
自転車での物売りは、普通は、こんな感じ。
左下にかろうじて、前輪の一部が見えていますが、ほぼ商品で車体が見えません。
そもそも、積載荷重とか、積載サイズとかの観念が無いので、バイクでの運搬も、
運んでいるのは、路上の屋台でよく使われているプラスチック製の椅子です。
こんな状態のバイクはあちらこちらで目にするのですが、結構なスピードで走っているので、写真に撮るのはなかなか大変で、これでも一番うまくとれた一枚です。
■路上の床屋さん
が、未だにこういう路上床屋もかなり残っています。
よく見ると鏡の前にシェービングクリームもあるようです。
聞くところによると、料金は10,000VND~30,000VND程度。
今回訪問した時のレート(1円=177VND(ベトナムドン))とすると、10,000VNDで約56円。
円安が進んでおり、かつ物価が上がってきてはいますが、それでもかなり安いことには間違いない。
ベトナムの国としての平均年収は、2~3万円程度というのが良く聞く話ではありますが、これは都市部と郊外との貧富の差が大きいことと、公務員の正式年収が著しく低いことが理由で、都市部で本当にこんな年収だったら当然生活はできません。
公務員は非公式の収入がそれなりにあり、かつ、アルバイトもするのが普通だそうですし、大卒でそれなりのスキル・資格がある人は、当然それなりの収入を得ているとのことで、都市部に限って言えば、大卒初任給が月給で5~6万円、大卒のサラリーマンなら10~20万程度の月給は得ているようです。
さて、最初の方のホテルの謎の物体の正体ですが、
トイレットペーパーホルダーでした。
かっこいい、って言えなくもないですが、カッターに当たる部分が無いので、紙が切りにくいという欠点が。
水回り製品は、ヨーロッパのものを採用するのが、ベトナムでのステイタスらしいですが、(今回訪問した先が日系企業関連先という事も有ってではありますが)INAXやTOTOさんもそれなりに見かけましたので、頑張っているようです。
・・・・こんな調子だと、ベトナムの話だけで1年位かかりそうなので、次回はもう少しビジネス的な報告をしたい、とは、思っていますが、さて、どうなりますやら。