「萩の月」と言えば、仙台の誇るあの銘菓。
菓匠三全さんが1979年に発売開始し、萩の名所として知られる宮城野に浮かぶ月をイメージして作られた、とか、
1973年発売の「伊達絵巻」は、「萩の月」が開発されるまでは、仙台土産としては爆発的なヒット銘菓であり、1974年8月には当時の仙台駅での1日の売上記録を更新して45万円以上売り上げた、とか、
1990年に誕生した「萩の調」はココア味で、モンドセレクション金賞も受賞しているが、震災以降生産が中止されてる、とか、
菓匠三全さんは、もとは「田中飴屋」として1947年に操業開始して、「三全製菓」となり、「かりんとう」が主力商品だった、とか、
「萩の月」は1978年に仙台空港から仙台-福岡便が定期運航される際の機内菓子として採用されて、人気が広がったが、ユーミンが「『萩の月』を凍らせて食べるのが一番好きー」って言ったのがきっかけで全国的な知名度が広がったという説もある、とか、
当初機内菓子として採用されたために、高級感の演出として、個別箱入りが基本だった、とか、
脱酸素剤の「エージレス」は、この「萩の月」を日持ちさせるために菓匠三全(当時の三全製菓)と三菱ガス化学(当時の三菱瓦斯化学)が共同開発したのが最初、とか、とか、とか、、、、
このような、仙台の人には、常識過ぎて特に必要のない情報は、さておき、先日私が遭遇したのが、これです。
「御用邸の月」
ほぼ、まんま、です。
味も形も。
これ、那須高原のSAで出会ったのですが、以前はここに
「那須の月」
という、やっぱりそっくりなヤツがいたのを覚えていたのですが、今回はいませんでした。
そこで、たぶん色々あるだろうと思って、この手のそっくりさんをネットで調べたら、当然のように先達がいて、かなり調べ上げられており、リスト化されていました。
「萩の月をさがせ」http://www.ousaru.com/moon/
最新データというわけでもないようですが、実に80種類ぐらいが挙げられております。
それほどに、「萩の月」が素晴らしい銘菓だという事なのでしょうが。