その界隈で、安くて満腹、美味しいと親しまれた蕎麦屋が畳んで久方。
心機一転、そば粉は会津の山都産に切り替えて、
ランチはせず、蕎麦好きが来る本物の店をやりたいと思います。
なかなか思案のしどころですね。
高級店にすれば、今まで通いの近隣客は減り、
蕎麦好き場所を選ばずとはいえ、住宅街の駐車3台は行きづらい。
しかして初志貫徹。会津の皆さんにも応援されて、
弟が打ち、姉が切り盛り、御袋さんも生き生き再登板の店内は、
開店三月を経ても口明け暫しで満席です。
ざるは生粉打ち、汁もの・ぶっかけは二八。
ランチはないけど、小天丼セット950円はお値打ち。
大盛はないけど、ざる二枚目半額も嬉し。
セットのぶっかけ二八は、+150円で十割せいろにできますよ。
パートさんのお運びも上手。
旧来の御年輩と、蕎麦好きの御新規さんが対角で啜る音の佳さ。
悩んで工夫して、走りながら考えて、
建物はリノベーション、クオリティはイノベーション、事業を承継・法人化。
小さいけれど堅い商売を、次代に繋ぐ二人に乾杯!
※旭ヶ丘つつみ庵。蕎麦前に、ぜひ鰊で一盃を。