古町の灯りからしばらく、
円卓にゆるりと座して少し早めの酒の陣。
齢還暦めでたく花粉発症の先輩を囲み、
いや風邪だ花冷えだと、ようやく酔話休題です。
あにさん、では。
三味の一線に、気づけば季節は平成最後の春。
夏に小夏、秋に初音、今宵は結衣と、
それぞれに興佳い妓たちの、脇を張るのはいつも延子姐さん。
先輩、やおら正座して表に舞、左に唄、右に盃で向き直し、
そうか、平成最後だね。
続く芸に寛ぎの時間と趣の空間、五感で愉しむ日本の旬は
六腑に染み入る日本の味わい。
古き良きが、また新しきとなる2019年となりますよう!
※舞一凛、行形亭の酒肴。小休止の幸です。