備忘録。
その昔、登米の街道筋に茶屋を開き、行き交う人々に手打うどんを振舞った
二階堂文左衛門。
それから130余年、五代目文左は高祖父由来の地粉打ちにこだわって、
宮城県産小麦あおばの恋を唐桑産くわの葉粉と二層に手延べた半生うどん、
その名も「青葉の恋」を造り上げました。
地域に根差した食文化の持続と成長を私是に、
登米にこだわり、麺屋にこだわった彼女は、創業の屋号・二階堂製麺所を復刻。
今度は太・細・平の食感タノシ、ずんだ・かき・牛たん・仙台みその味わいウレシ、
麺屋の麺菓子「麺ざくざく」を生み出しました。
閑話休題。
今宵は忙中閑ありの宴。
もともと端粉を手ごねて有り合わせの野菜と煮込むはっと。
余りに旨く御法度の伝承もなるほどの誕生から、ここに至る百年の物語。
さすが油麩!有ると無いとでは全く違いますね。
小麦の生地を揚げただけなのになぜか出汁がでます。
小麦を小麦で喰うわけですね。
これがフランス人に受けて、うどん<ラーメン<はっとの人気順です。
グルテンフリーどころではありませんね。
グルテンフルな美味しさです。
登米街道のうどん振る舞いが時空を超え、パリのアパルトマンでHatto振る舞いに。
玄孫のエバーイノベーションに乾杯!
※野菜は何でも・舞茸は必須。しかし、あくまで主役はっと&ご指名共演は油麩で。
四方山雑記帳
東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし