懇意にしている飲食店の経営者からメールが入った。
「テレビで放映していたけど、登米市にある隈研吾氏設計の能舞台が素晴らしいよ」とのこと。
隈研吾氏は日本でも最も著名な建築設計家であるが、彼が独立する前にいた建設会社が実は私も遠い昔に在籍していたところで、親しみが湧いていた。
8月中旬過ぎの土曜日、「登米市にある隈研吾氏が設計した能舞台が素晴らしいらしいから見に行こうよ。帰りは東海亭でウナギを食べて・・。」と家内と二人で登米市へ。
能舞台《森舞台》は登米市明治村の一角にあり、深遠とした竹林を背景に建設されており、幽玄の世界に引き込まれそうな素晴らしい場所に建っていた。
本格的な能舞台を見るのは初めてで、解説してくれた切符売り場のおばさんの説明に聞きほれていた。「設計は隈研吾氏、舞台の松と竹の絵は千住博氏が手掛けました。舞台・通路の縁の下にはたくさんの壺が置かれていますが、音響効果を高めるために置かれているもので方向もバラバラに置かれています。」
うーん、そうなんだ。と妙に納得。
観覧後、東海亭でウナギを食して帰ってきたが、コロナ自粛の現在は、たまには外出で好きな建物や食事をするのも気分転換になりいいものですね。