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ちょっと知りたい不動産の一口知識

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2016年1月のアーカイブ

 先週の金曜日、141エルパーク仙台スタジオパークで日本のジャズピアニストの若きホープでもある、片倉真由子さんのライブを聴いてきた。

仙台出身の彼女のお母様は、片倉加寿子さんと言って、仙台では有名なジャズピアニストであるが、実は私の小・中学校の同級生で、以前から多くのライブを聴いてきた。

ジャズ演奏家の両親から生まれた真由子さんは、洗足音楽大学でジャズを学び首席で卒業後渡米。奨学生として2002年バークリー音大・ジャズ科に入学。在学中よりボストンのライブハウスで在米の有名なジャズメンと演奏を重ね腕を磨く。首席で卒業後、2005年ジュリアード音楽院に入学。2006年に行われたMary Lou Wiliams Women in Jazz Piano Competitiondeで優勝。数々の有名ジャズメンとコラボを重ね、2008年帰国。2009年ファーストアルバム「インスピレーション」が第43回スイングジャーナル社主催の「ジャズディスク大賞」において、ニュースター賞を受賞。

今回の演奏は3枚目のCD「The Echoes of Three」の発売を記念した全国ツアーで来仙したものである。

彼女が帰国後には、何度かライブで彼女の演奏を聴いているが、年と共により音が洗練され、その才能に磨きが掛かっており、日本の若手では3本の指に入るジャズピアニストである。

今回のCD「The Echoes of Three」は、昨年2月に約1か月間訪れ東南アジア(ベトナム・タイ・インドネシアなど6か国を訪問)で体験した民俗音楽や気候風土の中で感じたことを、Echoes(共鳴・共感)として自作した曲目が中心になっている。

共演者はベースに佐藤ハチ康彦、ドラムにジーン ジャクソンを従え、特にドラムのジーン ジャクソンはハービーハンコック・トリオの初代ドラマーとして参加していたジャズメンで、以前からよく共演していたとのこと。

2時間で10曲の演奏は瞬く間に流れ、満員の会場からは大きな拍手が演奏中も絶え間なく、久しぶりに大満足したライブであった。

ライブの語りの中で、「ジャクソンは和食好きで、お昼は鰻を、演奏が終わったら寿司を食べに行くのが楽しみ」と・・・私もライブが終わり行きつけの鮨屋で寿司をつまんでいたら、なんと加寿子さんが鮨屋へ。

その後メンバーも鮨屋に現れ、真由子ちゃんや加寿子さんと談笑。ジャクソンの最初の注文は「ヒラメの縁側ください」と、聞いてびっくり。本当に日本が好きなようで優しい笑顔が素敵でした。

どんな音楽のジャンルも好きであるが、やはり音楽はライブに限るね。片倉真由子.png

東日本大震災から早5年目を迎え、沿岸部の復興を除いて市街地の復興は終了しました。

慶長大地震から400年後の、2011年3月11日の未曽有の大震災を経験したことは、精神的にもまた防災の在り方を見直す上でも貴重な経験となりました。

明治(明治45年生まれ)・大正・昭和と激動の時代を生きて来た母は82歳でなくなりましたが、母が作る「お年とり」(仙台では新年の祝いよりも大晦日のお年とりの膳にはナメタカレイの煮つけと種々の料理が並び豪華だった)の料理や、元旦を迎え父の前で「良き初春を迎えておめでとうございます」と挨拶し、お年玉を貰った光景は忘れがたい。また母が作る正月の仙台雑煮(干した焼きハゼで出汁を取る)や漬物は秀逸だった。

仙台での単身生活も15年が過ぎた。趣味の少ない私だが、今の趣味と言えば新たに料理が加わった。

「和食料理の基本・洋食料理の基本・男の肉料理」の本を手に休日を利用して料理を作っている。

昨年は大好きな鰹(旬の鰹は鮪より旨いと思う)が不良だったが、お昼時には会社の向かいの小料理屋でよく鰹の付け丼を食べていた。あまりにも美味しいので是非自分でも作りたいと、付けだれのレシピを教えて貰い、スーパーで鰹の半身を購入し包丁で切ってみたが、うまく切れず「これは刺し身包丁じゃなきゃー難しいな」と東京の自宅に帰った時、家族で浅草をぶらぶらするついでに合羽橋に行き、刺し身包丁を仕入れて来た。

炊き立てのご飯に大葉と白ごまをふり、付けだれに付けた鰹を敷き詰めて、最後に茗荷の細切りを乗せて完成。食べれば、至福の時を迎える。こんな旨いものがこの世にあるのかと、大満足。

さて、今年はどんな年になるのでしょうか。

私のメインの業務は、不動産・建築の企画業務で民間の地権者様と協力して主に事業用建物を企画設計しているが、震災以降の工事費の高騰で、業務は思うように進んではおらず、何とか打開策をと年を跨いで思考しているが、なかなかねー。

どんな業務にも困難に直面する時期があり、考えれば考えるほど、正解には遠くなるものです。

そんなときには、「笑い門には福来る」との諺にもあるように、常に笑顔で頑張っていれば、きっと好結果に繋がると思います。

本年も、皆様に大きな福が訪れますように。

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