先日、せんだいメディアテークで開催されたシンポジウムに参加しました。
内容は、ファッションデザイナーの三宅一生氏と美術史家・国立西洋美術館長の青柳正規氏の
二人が設立した「国立デザイン美術館をつくる会」のシンポジウムです。
セッションは3部構成でした。
どのような内容にするのか、どこに施設・建物を造るのか、どのような運営体制で行くのか
資金はどうするのか、などを中心にクリエイターのアイデア、一般公募によるアイデアを
約2時間づつ発表し、発起人であるお二人を中心に総括討論を2時間の長丁場のシンポジウムでした。
まだまだ、構想段階ですが、今後国内のいろいろな場所で様々な角度から考える機会を
目指したシンポジウムを開催して国民に理解して頂きながら、国、行政を絡めながら進めていくみたいです。
今回の開催場所として仙台を選んだのは、デザイン美術館の大きな核となる
「手の仕事」が豊かな東北の地に身を置いて美術館像を考えたいという思いからとのことでした。
現在、各地にいろいろな美術館がありますが、今回の計画は類を見ない美術館です。
あらゆるものにデザインが関連してきている世の中です。
一施設内に収容は不可能と思われますが、テーマを設定して巡回展を実施するのも
一考かと思います。
今後の展開が楽しみな企画だと思い、参加聴衆させて頂きました。