私の住んでいる八木山南に最近、有料老人ホームが開設されました。
その建物は、以前ある会社の寮として建築されていた建物ですが
諸事情でしばらくの間空家になり、庭には雑草が生い茂っていました。
今から、約3ヶ月前に工事が始められ、今月初めに入居が始まりました。
名前は「エデンの園・八木山南」です。
施設内の部屋数は約20部屋ぐらいだと外観から想像されます。
まだまだ、仙台市の人口比率的には老人施設が足りません。
先日の河北新報の記事では2020年には仙台市の65歳以上の高齢者は
4人に1人に達するだろうと、将来推計人口調査の報告結果が掲載されました。
又、15?64歳の生産年齢人口も減少し、少子高齢化が顕著に進むと見られます。
1ヶ月ほど前に東京の下町で発覚した生存していれば113歳の超高齢者の男性の
遺体が発見されてから、すでに全国各地で300名ほどの超高齢者の方の行方が
不明です。家族からの行政への届出の不備で不明の人もいるようですが、
真意は現在調査中です。
雇用面や健康面で仕事が無く、生き永らえるため親の年金で生活している人、
生活保護申請が何らかの理由で出来ない人など様々な人生模様があります。
残念ですが、経済大国と言われている日本の現実の格差社会の一端が
垣間見られます。
昔は人気漫画の「さざえさんの磯野家」の様に、祖父母・親・子までの3世代一緒は
あたりまえでした。 いつの間にか核家族化が進み、夫婦共働きがあたりまえ
の社会になり、親子が一緒に暮らせない世の中になってしまいました。
高齢になると老人ホーム(態のいい現代版姥捨て山)に追いやられてしまう。
寂しい限りでありますね。
でも、まだ東京下町の事件の様にならないのがせめて幸せなのでしょうかね?
合掌
有料老人ホームの外観です
右側の階段には電動式の椅子型
昇降機が設置されています。