東北地方が「立秋」を過ぎても厳しい暑さに見舞われていますね。
熱中症には、皆様くれぐれも気をつけましょう。
先日の夜、八木山の我が家に珍客が参りました。
その珍客とは「キリギリス」君でした。
私はクーラーがあまり好きでなく、自然の風を家の中にいれるのが好きな性分ですから
いつものように窓を開けていたところ、突然珍客が飛び込んできたのです。
思わず「オー!」と驚きの声を出しながら、すばやく窓を閉め悪戦苦闘の末見事に捕獲。
キリギリスは代表的な鈴虫と同様に日本では鳴く虫としてその名が知れていますね。
キリギリスは、バッタ目キリギリス科キリギリス属に分類される昆虫で、北海道から沖縄まで
日本全土に広く分布しています。
年1化で、成虫は夏に現れ、草むらなどに生息して他の昆虫などを捕らえて食べる雑食性の
昆虫なのです。
鳴き声は「ギー!」と「チョン!」の組合せで鳴いております。
現在日本列島には少なくとも4種のキリギリス属の昆虫が生息していると考えられています。
北海道のハネナガキリギリス、沖縄のオキナワキリギリス、青森から岡山県に分布する
ヒガシキリギリス、近畿地方から九州地方に分布するニシキリギリスですが、もっと細かく
分けられる可能性があると、学会内では現在も論議が進行中とのことです。
今回捕獲した、ヒガシキリギリス君は虫かごの準備がない我が家では急遽、空き瓶を見つけ
蓋に空気抜けの穴を開けキュウリの切れ端を入れて一晩泊めてあげました。
残念ながら、キリギリスの鳴き声は聞く事ができませんでした。
翌日、来宅記念の写真を撮り、庭に放してあげました。
夏の夜の、ちょっぴり童心の気分になったお話でした。