小鶴新田に住んでいる私は、毎朝45号線を抜けるため、梅田川と仙石線を跨ぐ新田東大橋の渋滞にはまりながら通勤をしています。
通勤時にはあまりの混み様に梅田川の存在を恨んだりしますが、休日になると苦竹~福田町の遊歩道がジョギングのコースとなっていて、ちょっとした和みスポットになっています。
震災の際はこのあたりにも津波が逆流し、しばらく濁った状態が続き心配しましたが、今はカルガモや魚たちなど、例年通り季節ごとに様々な顔を見せてくれています。
梅田川は青葉区西北部の貝ケ森をあたり源流として、荒巻本沢から堤町、中江を通って、宮城野区に入り、福田町で七北田川と合流し海へ注ぐまでの全長15キロすべて仙台市内を流れる川です。
私は知らなかったのですが、高度成長期に汚水が流れ込んで死の川となった時期もあったようで、60年代から流域の地域住民が一体となって川の清掃や水質浄化などに取り組み、その活動や成果が全国に報道され市民による河川愛護活動の発祥の地といわれているそうです。
休日には老若男女が憩い、川沿いの心温まる風景はその頃の苦労が実った姿なのですね。