震災後の原発問題で集団非難している双葉町の写真展を下記で行っています。
5月7日(土)~6月7日(火)
埼玉県加須市 騎西コミュニティセンター1階ロビー
http://www.city.kazo.lg.jp/hp/page000009100/hpg000009044.htm
関連サイト http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110429ddlk11040274000c.html
ニュース等で知っている方もいらっしゃると思いますが、福島県双葉町の町民1200人が埼玉県加須市の旧騎西高校に避難しています。
双葉町は仙台から6号線を下っていくと、南相馬市、浪江町などを抜けて2時間ほどのところにあります。人口は約6,900人、東西は10キロ、南北は5キロもなく、車で通ると知らない間に通り過ぎてしまうほど南北は短いですが、西の海岸には福島県で唯一「日本の快水浴場100選」に選ばれる海と、東は阿武隈山系の手付かずの自然が残っているとても綺麗な町です。
昨年度ある事業を通して、双葉町に月に1~2回ほど通っていました。
町の人たちはとても気さくで暖かく、よい意味で田舎っぽさ、ふるさとのコミュニティーを感じられる場所です。
先日、震災後連絡が途絶えていた担当者と連絡がつき、お見舞いを兼ねて避難先に伺ってきました。
状況が分からず、お土産らしいお土産も準備できなかったので、当社で取材撮影したデータから簡単なアルバムを作り渡したところ、みなさん着の身着のままで非難していて、アルバムや思い出の品も取りに行けない状況でしたので、懐かしい町並みの写真を食い入るように見入って、中には涙ぐんで喜んでいらっしゃる方もいました。
会社には撮影したデータのそのほかに双葉町からお借りした写真データが1000枚近く残っています。
そこで重複するものを除き約600枚ほどA4サイズに拡大プリントして、商工会青年部に寄贈することにしました。
その写真を展示しているのが、冒頭の写真展です。
GWの期間限定で展示していましたが、お世話になっている加須市の方からとても多く反響があったそうで6月まで延長されるということです。
私たちにできることは限られていますが、これからも非難している皆さんが双葉に戻るまでどんなお手伝いができるのか考えて行きたいと思っています。