バラの季節になりました。何種類か庭にバラが咲いていますが、このバラはジャクリーヌ・デュ・プレという名前のバラです。白い可愛らしいお花です。
ジャクリーヌ・デュ・プレは女流チェロリストで1世紀に一人か二人しか生まれないくらいの名手と言われました。16歳でデビューして一気に有名になり、多くの観客を魅了しました。しかし26歳で多発性硬化症を発症し、42歳の若さで世をさりました。
彼女の演奏を全17巻でまとめたCD集「ジャクリーヌ・デュ・プレの芸術」があります。今月はこのCD集を1巻から診療室で流しています。なんとも情緒的で、そして緊張感のある演奏は素晴らしいです。
患者さんが「このCDはジャクリーヌデュプレですね」と帰り際に。一人でこっそり楽しんでいたのですが、ちょっとした驚きと感動でした。
ジャクリーヌ・デュ・プレのバラ、今年も綺麗に咲いてくれて有難うです。