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マクロの眼

プロジェクトエンジニアを僭称(?)中

2014年1月のアーカイブ

「起業不毛の地」とか「マーケティング不毛の地」とかさんざん言われる我が仙台でありますが、起業率が他地域の1.5だとか主要都市の中での起業率4番目に高いとか、特に震災以降に特異的に起業がブームになっており、何やら新しいプロトカルチャーが生まれているようです。

 
デカルチャーッ!
 
November 18
【仙台のアントレプレナー系イベント】
 卸町にて、カタール大使、仙台市長、そして世界的起業家組織「EQ」の前々会長のKevin氏などがオープニングを飾る、大きなもの。
 
プレゼンテーターはもちろん、聴衆もかなりのメンツで、20年ほど前に宮城大学設立ぐらいから始まった色々な仙台・宮城の「伏線」が、震災後に一気に回収されている感。
 
 笠間は今日はインキュベーションセンターのマネージャーという立場ですが、7種類も名刺を持っていると色々な立場があって色々とアレな感じでして。
この写真も、別の立場でのクライアント様のプレゼンの様子を写真に撮りながら、ビジネスパートナーが同時通訳を務める様子を音声チェックとか。
 
     アントレ系イベント577317_620888801283575_1739054889_n.jpg
 
 
 「マーケッターは決して前面に出てはならない。」
 
インキュベーションマネージャー然り。通訳然り。こういう「正史」に出ちゃいけない。
 
 何とも「傭兵」である、私らしい立ち位置ではないか。
 
いや、若い頃、ホントは潜水艦乗になって、海の底から誰にも知られず、密かに国を護る仕事をしたかったんですよね。
まあ、「小原台」で色々あってダメでしたが。
 
でも、こうやってビジネスの世界で、会場の一番後ろの端で密かに暗闇の中ほくそ笑んでいるのも、サブマリナーみたいで天職かも?とか思ったりして。
 
それなりに満足です
 
 
 
<追記・補足>
 
かつて某沈黙の何とかの影響でサブマリナーを目指していたカサマ。
適性検査を受けたところ、右耳が通常の人類が感じ取れないほど微量な音を聞き取れるという(検査官が防音室の外で驚きの声を上げたその声まで聞き取れるほど)、ソナーマンもびっくりの特技があったものの、そもそもメガネをかけていて視力が悪いのでサブマリナーになれなかったという悲しい心の傷を持っているのですが、色々あって今は企業様の傭兵というやくざなお仕事をするようになったのです。
 
その結果、PMC(民間軍事会社:Private Military Companies、現代の傭兵的)ならず、PMC/プライベート・マーケティング・カンパニーを名乗る始末。
 
それはさておき、かつてビジネススクール時代、何度か起業系イベントに参加しましたが、当初トーキョーのあの独特のハイパーメディアクリエイティブ的な雰囲気にいずさを感じておりました。たぶん、このイベントに同じようにいずさを感じていた人は何人かいるかもしれません。
 
しかし、再び仙台に戻って感じたのは、この「アントレプレナーシップ」的なものをちょっと軽佻浮薄と感じてしまうとーほぐ独特の雰囲気というのは、性根だとか気質だとかいう計測不能な話ではなく、単にシステムの問題だなぁと感じた次第。
 
足りないのは生態系、すなわち「エコシステム」。
 
単に「そういうヒト」が周りにいなかっただけで。たぶん一度しばらく存在してしまうと、「あたりまえ」「なくてはならないもの」というか「ないとさびしい」になり、勝手に起業家が勝手にビジネスを始めるという、ありふれた風景になるのかもしれません。
 
そういえば某A大学校のモットーに、「男は黙ってやせ我慢」という言葉がありました。
 
それまで、一部の皆様は引き続きプロトカルチャーとしてやせ我慢のほどをよろしくお願いしたい次第。

この記事を書いた人

笠間 建

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