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仙台・宮城のうまいもの&直売所めぐり

人と地域を結ぶ連携担当。まちなか情報特派員とともに、地域資源調査やモニター調査・モニターツアー・広報活動を担当しています。

2019年3月のアーカイブ

仙台にやってきたのは2010年くらいでしたでしょうか。
鳴子に移住したいと鈴木美樹さんが東京からやってきました。淡いイエローのふわっとしたスカートにつばの広い夏らしい帽子をかぶっていた姿を思い出します。
あれからもうすぐ10年になるのですね。

美樹さんは、季節ごとに場所をかえる移動カフェを経験し、いまでは鳴子に喫茶「さとのわ」を開店し、地域の食材をつかった優しいランチを提供しています。
金曜日だけ営業しているナイトタイムは、地元の若者たちが集まってくるといいます。

全国各地で移住・定住が叫ばれているいま、移住希望者をもてなすような対応をするところもあるけれど、その人のやりたいことをやりたいようにサポートする方法が一番よいように思います。

「喫茶さとのわ」宮城県大崎市鳴子温泉字新屋敷3-9

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 先日、神奈川県の小田原に行く機会がありました。そこでご挨拶をさせていただいた「外郎」さんは、「ういろう」さんと読むのだそうで、600年以上続いているおうちなのだそうです。2年ほど前に、25代目の「外郎武」さんが「藤右衛門」を襲名。「外郎藤右衛門」さんとなりました。

 というお話しを伺ったあとに、まちなかを散策していると「ういろう」の文字が目に入りました。店内に入ると「ういろう」が並んでいました。やはりお菓子の「ういろう」からきているお名前なのか、と思いきや、和菓子売り場の奥に、調剤室が!?

 「外郎」さんのご先祖には医術に詳しい方がいて薬品もつくっておられたそうで、いまでも「ういろう」というお薬は店頭で販売されているようです。そして、「お菓子のういろう」もご先祖が接待のたろにつくられたそうで、現在でも、お薬とお菓子のういろうの両方をつくておられるそうです。そして、25代目の「外郎」さんは観光に関する仕事もしているというマルチな方です。

 店頭のお菓子のういろうを横目に見ながら店内を進み、調剤室の表示を見ながらまた少し奥に進むと、喫茶コーナーがあり、和菓子でほっと一息つくことができます。

 この不思議な店内に驚きつつ、いただいた和菓子は上品でおだやかな甘みを感じるものでした。600年以上の歴史あるお店があるって、小田原はスゴイところです。

「ういろう」さんのご紹介 → http://www.uirou.co.jp/uiro.html

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この記事を書いた人

稲葉 雅子

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