先日、宮城県は女川町に行ってきました。東日本大震災で甚大な被害を受けましたが、徐々に町の姿が見えてきました。今回のお目当ては「マスカー」です。
「マスカー」は、震災後にカタールフレンド基金を活用して建てられた、冷凍冷蔵施設。3階建ての建物で、1階は荷物捌き場、2階が冷凍冷蔵施設、3階は施設管理の機器や避難所設備などになっています。東日本大震災の状況も鑑み、1階は津波がきたときには波が抜けるような構造にもなっていて2階から上を守るそうです。
今回は、水産物が冷凍保存されているマイナス30℃の冷凍庫にも入らせていただきました。とても広い冷凍庫には、出荷をまつ水産物がうず高く積まれ、私達も冷凍庫のサカナになった気分。こんなに人が出入りして、温度が上がってしまうのでは?と質問した方がおられましたが、「この程度ではさほど変わりませんよ」とのこと。
冷凍技術スバラシイ。スバラシイからこそ、冷凍庫に入る前と出たときに、人数確認を何度もした私でした。