「大間」といえば、「マグロ」と答えが出るようになりました。15年ほど前まで、大間に水揚げされるマグロは、そのほとんどが築地に送られていたのだそうです。大間のマチナカにぎやかし集団「あおぞら組」の直前クミチョー・島康子さんが振り返って語ってくれました。
「こんなとこまで、わざわざマグロを食いさ来る人なんていねーべさ」
なんかやるべし、と企画された大間のマグロまつりに対して、批判的な見方もあったのだそうです。しかし、島さんたちは、漁師、仲買、小売業、旅館業、さまざまな業種の地域の皆さんに協力をいただき、第1回目のマグロまつりが開催されました。案の定、うまくいかなかったところもあるけれど、手直し、手直しで、毎年継続。
大間の旗振りウェルカムも、始まってから15年。「アホも10年以上続くと文化になる」とは明言ですね。何事も、続けることが大事、その時代を彩る文化に成長します。
私は食べ続けるしかできないけれど、文化になるまで食べ続けていきましよう。