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2012年6月のアーカイブ

P1000065.JPGこのたび、新しい情報誌を創刊いたしました。その名も「オガーレ!」。どこかで耳にしたような名前ですね。実は「オガーレ!」は、宮城県(だけでなく山形や岩手でも使うらしいです)の方言で、「育つ」という意味の「おがる」と応援のかけ声「オーレ」をあわせた造語です。未来を担う子どもたちが、夢や希望を抱きながら育ち、生きがいをもって地域で活躍してほしい―そんな願いから、誕生しました。若者の職業観の育成、社会との関わりを重視するキャリア教育をテーマに、県内(県外も)あちこちの取り組みや提言を発信していきます。


「オガーレ!」は、宮城県経済商工観光部産業人材対策課の事業として、今年度より毎月発行されます。宮城県内の小、中、高等学校、大学、専門学校はじめ、NPOやものづくりに携わる企業などに約1万部が無料で配布されます。


 創造的な復興のためには、創造力やチャレンジ精神豊な若者を育てていかなければなりません。当社ではこういった教育のあり方を応援すべく、様々な活動を行っています。これからの「オガーレ!」にご期待ください!(冊子をご希望の方はご連絡ください)。

印刷の歴史は1回お休みさせていただきました。

papirus.JPG 印刷に必要なもの、それは「紙」ですね。紙の原点といえば、昔、教科書で習ったのが「パピルス」です。古代エジプト時代に製法が確立されました。

パピルス(Papyrus)は、カヤツリグサ科の植物の1種で、地上茎の内部組織(髄)から作られる古代エジプトで使用された文字の筆記媒体のことです。「紙」を意味する英語の「paper」やフランス語の「papier」などは、パピルスに由来します。ただし厳密には「紙」と言えるものではなく、あくまでも筆記媒体として分類されているようです。
世界最古の紙は現在、1996年に中国甘粛省から出土したものだとされていて、この紙は、前漢時代の地図が書かれており、紀元前150年頃のものだと推定されています。その後、紙の製法は8世紀にはイスラムに伝えられたそうです。12世紀にはフランス、イタリアに伝播し、各国に製紙工場ができてヨーロッパ中に紙が広がっていきました。そして、15世紀のルネサンスの3大発明のひとつ「グーテンベルグの活版印刷の発明」によって、紙の需要が急増していくことになります。(写真は友人にエジプト土産でもらったパピルス)
 

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針生 英一

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