事例紹介2
TRY6/チャレンジショップの運営

本格開業前に中心市街地で実践的機会を提供して「商人(あきんど)」を養成

TRY6/チャレンジショップの運営

分野

土地開発
(株)マイザ
建築設計
(株)アサヒ建築設計事務所
商業企画
ブレントラスト&カンパニー(株)
情報制作
ハリウコミュニケーションズ(株)

「東北ろっけんパーク」は宮城県仙台市の中心市街地に位置し、仙台市がすすめる「仙台経済ステップアッププラン 2012」の一環として、中心部商店街の振興や、被災した東北各地の産業や観光の復興をさまざまな面からバックアップする施設です。その2階は「TRY6/チャレンジショップ」と言われ、新規店舗や新事業を始めたい方が約1坪ほどのスペースに3か月から半年程度の期間限定でショップを開き、常駐しながら販売や接客などの事業ノウハウや経営経験を蓄積することを支援する施設となっています。
組合では仙台市からの委託により、施設リノベーションの設計と施工を行い、常勤のマネージャー3名を雇用し、施設の管理や学習機会の提供などを行っております。

戦略と手法

本格開業前の「お試し期間」の提供

中心市街地に出店することは、小売経験のない方にとっては家賃やノウハウの面で大変リスクがあります。初めてお店を開こうしている方や、本業の延長で別事業を始めたいという方などが、低廉な家賃で実際に出店し、「はじめの一歩」を踏み出す機会を提供します。

座学と相互学習による理論学習

当組合には経営の先輩である会社経営者や建築の専門家、経営管理の専門であるMBAホルダーに至るまで、ショップ開業に必要な多様な人材がそろっています。そうしたメンバーが入居者に対して支援を行っており、組合外部のネットワークも必要に応じて駆使しながら、毎週勉強会を開催して「商人(あきんど)」としての資質を錬成しています。

創業スクエアなどの他のビジネス支援機関との連携

組合員の中には、同じく東北ろっけんパーク内に併設されている「創業スクエア」や仙台市産業振興事業団などの、地域のビジネス支援機関の支援者になっているメンバーもおります。こうしたネットワークと事業支援ノウハウにより、実際に入居者の一部の方に、他の支援機関のスキームでハンズオン型の支援を行いました。

効果と今後

これまで多くの地域で、行政や商工会議所などにより「チャレンジショップ」が運営されてきています。その多くが地域の若者の定着などを目指したものですが、「TRY6」の場合、出店資格は東北六県と広大であり、単なる場所とノウハウ提供だけではなく、東北の商業の中心地である仙台の「テストマーケティング」の拠点という機能もあります。実際、これまで出店者の中には隣県の山形県から出店し、都市部での市場浸透や販売手法などのノウハウ取得に努めた例もあります。
今後はより「テストマーケティング」の機能を高めるため、マーケティングに関する座学の提供や、TRY6卒業後に速やかに自分の商いに移行するための、CRM等の具体的な準備を支援してく予定です。

Page Up