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龍安寺の石庭

■龍安寺の石庭(方丈庭園)

石庭.jpg日本の庭園の中で傑作として知られる龍安寺の石庭(枯山水式座視観賞式庭園)。

室町時代に作庭されたとされ、鎌倉時代に中国から伝わった、山水画の影響を受けている。この画法からすると、白砂が海、石組が島と見て、広大な無限に広がっていくような海洋をイメージするという。

 作庭者の思想的背景は仏教の空や無といった考えがあったと考えられます。この庭は「空庭」あるいは「無庭」と捉えられ、我々凡人には理解するのは難しく、ひとつの芸術作品として観賞したほうが良いと思います。

普通に観賞すと石は13個か14個しか見えず、15個の石が全てが見える位置は一箇所あるとされ、実際そのポイントを見つけました。

幅22m、奥行10mほどの空間に15個の石を配置しただけでほとんどが白砂。余白の芸術ともいえるでしょう。

※写真撮影ポイントからは13個の石しか見えませんでした。

この記事を書いた人

高橋 宏一

高橋 宏一(株式会社アサヒ建築設計事務所)

施設計画担当。
建築士として新築からコンバージョン・リフォームまで建物に関する専門知識を兼ね備えたベガサポ。

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