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四方山雑記帳

東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし

2017年9月のアーカイブ

登米は米どころで麦どころ。
そして麦は油麩に、はっと・うどんに。

今から130年前、街道に茶屋を開き、行き交う人々に手打うどんを
振る舞った二階堂文左衛門。麺文化がナイと言われる宮城も、南
に奥州白石温麺・北に登米マルニ食品と、百年老舗があります。

五代目女将が引き継いだ、新たな立志は初代の粋を冠した原点の
再興。すばらしき一軒茶屋「麺や文左」の開店、県産小麦あおばの
恋・塩竈の藻塩・気仙沼の桑葉で打った、100%宮城メイドの無添加
半生手延べうどん「青葉の恋」の完成。そしてこの度、百年麺屋の
麺菓子が御披露目と成りました。

二階堂製麺所謹製。明治の開花の息吹そのままに、あおばの恋を
米油で揚げ麺にして、仙台味噌や牡蠣醤油など宮城の幸で味付け
た食感タノシ・風味コウバシの「麺ざくざく」。

次代のふるさと名物として此処に至る道程は、大量生産・価格販売
とは別の、手間かかる・しかし価値共感で買っていただくモノづくり
に取り組むチャレンジスピリットがなければ続きません。

決めた女将と、造る・売るチームの心意気。
文左、次の百年に向けて拍手です。

※くりこま高原、仙台駅に登場。とにかくビールが止まりません。

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この記事を書いた人

大志田 典明

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